彼らが望んでいるのは気楽な関係なんです…

あ……あと……28歳の相談者さんには言いにくいんですけど……………

彼らが1番避けるのは20代後半の女性です。うう……。
「早く結婚決めないと売れ残るわよ」という意味のない圧力に惑わされ、年末バーゲンセール状態で「一刻も早く結婚の内定を取り付けなければ」みたいな気分になっている気の毒な時期の女性が重いのです。
29歳になってしまえば次第にハラもくくれるんですが、28歳という年齢は間に合いそうなだけにやっかいです。
「結婚しないとダメ」なんて古生代の話だと頭ではわかっていても不安で「結婚、結婚」となってしまうわけです。
そんなわけで「私が支えてあげたい」という素敵な言葉を聞いても脱走兵の40男には1番見たくない「タダシ結婚セヨ」という旗が見えてるのです。

そうです。彼が望んでいるのは「結婚」や「追及」のない気楽な関係なのです。
責められるくらいなら「とっとと逃げ出したい」のです。
そんな男を捕まえようと思ったら、喧嘩みたいな「うざい行為」はもっての他です。
正論も常識も「私の気持ち」も危険物質です。全力で隠しましょう。

現実的な話をするなら、この先彼はあなたを更にがっかりさせてしまうと思います。
可能なら彼女がいない男を何人か相談相手にして、そのうちの誰かとハグでもして、気分を回復させるところから始めたらいいと思います。
大丈夫です。男は沢山います。おっさんの「鬱人生」につき合う時間より楽しいこといっぱいありますよ。
「でも好きなんです!」?
うん。それならしょうがないから、他に女がいようが、未来の約束がなかろうが「見返りゼロ」の覚悟でナイチンゲールプレイするコースもアリです。
人はそれぞれなのでこういうのが合ってる人もいますからね。
諦めて自分を捨てて彼のすべてを許せるなら「支える」ことができるかもしれません。しんどいねー人生。
どっちにしてもポイントは「明るい女でいる事」です。

なんだかんだ言っても男って本当は「天使」をいつまでも待ってるおバカさんですからー!!

…………しまった……まさかのギター侍……

Text/山田玲司