ある程度、精神が落ち着いてから、友達に自分のいいところをヒアリングしました。それで「私、案外いい奴やん！しかも親と全然ちゃうし！」とじょじょに自尊心が回復しました。

なるほど～。毒親の呪いを解くためにいろいろ試したんだなあ。

ただ、毒親育ちってなかなか「自分」のために頑張れない人が多いと思います。私の場合は「意地でも幸せになって、アルさんに報告して恩返しするんだ！」と頑張りました。そのためにも、ちゃんとしたパートナーを見つけなくては！と。
私の心にはアルさんが宿ってるので(笑)、男の審査もできるようになってきました。

宿してくれてありがとう。デスティニーな相手に出会えてよかった…！

「とりあえず付き合う」という元喪女の自分にはなかった選択ができて、彼の魅力に気づけてよかったです。私も結婚式も指輪もいらない、彼と一緒に暮らせればいいと思ってます。

毒親育ちはカタチは求めないよね。私も夫がとなりで息してるだけで幸せだもん。

私もずっとドブの水を飲んできたので、夫と部屋でゴロゴロしてるだけで、幸せで泣けてきます。アルさんが「夫に育て直されてる」と書いてたけど、私も育て直されてます。「この人は私を無視しない、ちゃんと話を聞いてくれる、愛してくれる」と思えることで、こんなに心が穏やかになるんだなって。

安心して子どもでいられる時期がなかったからね。私は夫の前では年齢設定8歳です。

(笑)私も夫の前では子どもでいられるようになりました。

育て直されることが必要だったんだよね。はたからみて歪んでいても、うまい形にピースがはまってるわけだから。

誰が何を言おうが、自分と相手が幸せだったらいいと思うんです。まさに割れ鍋に綴じ蓋ですよね。

最高の蓋を見つけたSさんから、読者の方にメッセージをお願いします。

メッセージですか(笑)？うーん…「毒親育ちは幸せになれない」という呪縛を解くには、やっぱり経験者の言葉が効くと思います。私はアルさんの本を読んで「親は選べなくても、伴侶を選んで幸せになってる人がいる」と励みになりました。

　あとはつらい時に本やネットの中で憧れの存在を見つけました。アルさんやぱぷりこさんや川崎貴子さんのような、強くてカッコいい女性に憧れて「自分もこの人みたいになりたい、自分も闘っていこう！」と目標にしてきました。

ぐすん。

泣いてる(笑)

それを聞いたらぱぷりこちゃんも川崎さんも、鬼の目に涙やわ。　

鬼(笑)。私にとってアルさんは、友達で先輩でお姉さんでお母さんみたいな心の支えでしたよ。

ボエ～(涙)。私も生きててよかったです…よし、今日は飲もうか！

飲みましょう！

―そんなわけで、しこたま飲みました。後日、Sさんから「この記事を見せて友達に宗教のことを告白できたので、私にも大きな一歩になりました」との報告をもらいました。 次回のカウンセリングは初の男性が登場します！

Text／アルテイシア

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