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「親が死んだ後を想像しよう!」毒親の呪いを解く方法/トラウマ克服女子の婚活成功記③

 効率的な婚活で、デスティニーな夫と結ばれたSさん(25歳、IT企業勤務)
親子関係に苦しんできた彼女と「毒親の呪いを解く方法」について語りました。

親子関係に悩む女性の写真 Stefan Schmitz

悩み解決の第一歩は、原因を自覚することだと思う。親子関係で悩む人は、毒親系の本や記事を読んで「私を苦しめていた原因はこれか…!」と気づいてほしい。自分の親が毒親だと認めるのは本当に難しいから。

子どもが親を嫌いになるのは本当に大変ですよね。私も16で家を出て楽になったけど、やっぱりホームシックがひどかったし、「自分さえ帰ればうまくいくかも」「親と仲良くできるかも」とずっと悩んでました。

「親も完璧じゃないから許してあげて」とか周りに言われるしね。でも完璧じゃないとかじゃなく、毒なんだよ。離れないと心が死んでしまうんだよ。

本人が一番「自分は親不孝かも」と罪悪感に苦しみますよね。しかも親はその罪悪感に付け込んでくるし。
うちの母も「あなたはお母さんにとって大切な存在、いつも想ってるよ」みたいなメールを送ってくるんです。今では「引き戻そうとしてるな」と思えるけど、昔は「お母さんはやっぱり私を愛してるんだ」と会ったりして、そのたびに「やっぱ無理、死ぬ」と思って。

何回も何回も裏切られてるわけやん?「今度こそ」と期待して会って、結局また傷つけられて。

DV夫と同じ仕組みなんですよね。それを頭で理解しないと無理だと思う。情では無理です、流されるから。相手はわかってて情に訴えてくるんですよ。私はほだされそうになるたび「あの地獄の日々を思い出せ!」「親は変わらない、無理なもんは無理!」と自分に言い聞かせてました。

焼肉のはやの「うまいもんはうまい!」みたいに「無理なもんは無理!」を合言葉に。

焼肉のはや、関西ローカル(笑)

この後、焼肉食べに行こうか(笑)
話し合って分かり合える親、変わってくれる親なら、そもそも悩んでないんだよ。「いつか分かり合えるといいね」と善意で言う人は多いけど、「一生分かり合えなくてもいい」と諦めることで、毒親育ちは救われるから。

そのためにも、まずは物理的に距離を置くことですよね。じゃないと本当の意味で気づけないから。親は変わらなくても、自分で今の状況を変えることはできますよね。
私の場合、親が死んだ後を想像しました。「親が死んだら束縛や干渉がなくなって、楽しく暮らせるだろうな」とイメージして、その後に「だが、親はなかなか死なない」と現実を考えました。平均寿命からいうと、あと何十年も生きるだろうと。

65歳以上のババア先輩の半数は90歳まで生きるから。

それで「あと何十年も親に振り回されるなんて真っ平だ、絶対に自分の人生を生きてやる!」と覚悟を決めました。「自分は1人でも生きていける」と自信をもつために、経済力をつけることも大事だと思います。私は仕事が好きで一生続けたいと思えることが救いでした。

「自分の足で立てる、自分で生きる力があるから大丈夫」と思うことで離れられる、そこもDV夫と同じだよね。

私も親にひどいことされると「私が悪い、私に問題があるんだ」と思っていたけど、離れてから「親の問題を八つ当たりされただけなんだな」と気づきました。

「自分のせいじゃない、親のせいなんだ」と認めることが第一歩だよね。うちの母も自分の人生や結婚生活がうまくいかない鬱憤を子どもにぶつけていたと思う。

私は母に「あんたは怒りっぽい、短気な性格だ」と責められてきたけど、それも違うなと気づきました。というのも、夫といても全然怒らないんですよ。

親が怒らせてたんだよね。

そうなんです。「そらあんなひどいことされたら誰でも怒るわ」と冷静に気づけました。毒親育ちは、自分を親友と考えるといいと思います。もし親友が同じことをされたら?と想像すると「それは親がひどい、理不尽だ」とわかるので。

親子問題が辛いのは、愛情も一応あるし、いい時もあるから辛いんだよね。親の機嫌がよくて優しくされた記憶もあるから、完全に切るのは難しい。

中途半端に優しくされて、嬉しかった記憶もあるから「愛ゆえの厳しさだったのかも」と思ってしまう。

自分の精神が安定したら「基本ひどい親だったけど、多少はいいところもあったな」と冷静に振り返られるけど、傷だらけでボロボロな状態だと無理だよね。だからまずは親と離れて、心の傷をケアするのが先。

それまでは「行かない、会わない、近づかない」みたいな(笑)

非核三原則みたいな毒親三原則(笑)

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