恋愛にも「3秒ルール」を導入

ぱぷ:私たちが好きなタイプは、数は少ないものの実在しますよね。ただ、自分の好みを把握していないと見逃してしまう。

自称イケメン好きの女子でも「あなたの好みのイケメンは?」と聞かれて、きちんと語れる人は少ない。トロフィーワイフの男版みたいに「イケメンの旦那さんで羨ましい」と言われたいだけだったり。
自分の好みがわかってないと、「好きになれる男がいない」とボヤき続けるハメになる。

アル:「好きになれる男がいないのは、好みの男に会ってないからじゃなく、自分で好みをわかってないから」という人は多いと思う。

ぱぷ:「パートナーに求める3条件は?」の質問に3秒以内に答えられるぐらいじゃないと、難しいと思います。恋愛にも「3秒ルール」を導入した方がいい。

アル:たしかに、服を買う時も「自分はこういう服が好き!」とわかってれば、いっぱいの服の中からパッと選べる。逆に「普通でいい、特にこだわりはない」という人は選べない。
恋愛も同じで、「自分はこういう男が好き!」がわかってないと、出会いがあっても選べないよね。

ぱぷ:そう!「ピンとこない」と言う女子は多いけど、自分でセンサーを磨いてないと無理なんです。
それに、ピン能力には個人差がある。生まれつきセンサーがある人とない人がいて、もはや霊感みたいなものです。だから自分のピン能力をむやみに信じない方がいい、個体差が大きいから。

あと、自分のこだわりの強さを、無いものとして扱う女子は多いですよね。でもこだわりはあっていいし、「これさえあれば他は譲れる」というものがわかっていると、それに特化すればいいから楽。

アル:人はバランスよく平均点を満たす相手より、絶対譲れない条件を満たす相手を好きになるし、関係も長続きしやすい。結婚すればケンカやすれ違いもあるけど、「ここだけは」というポイントを満たしていれば許せるし、それがないと離婚するケースが多いよ。

服の喩えでいうと、ぱぷりこちゃんは「自分が好きで(好み)、かつ自分に似合う服(相性)」をわかってるよね。でも、ファッションにうとい人はよくわからない。
恋愛経験の少ないオクテ女子も「自分はどんな人が好きか、どんな人と合うか」がわからないと思う。
そういう人はまず、出会いを増やすことだよね。

ぱぷ:そうですね。沢山の人と出会う中で「自分はこんな人が好き/嫌い」「自分はこんな人と合う/合わない」がわかってくる。そうやってデータ収集するうちに、譲れない条件や優先順位もハッキリすると思います。

アル:婚活してみて「今までは『好きになった人が好み♡』とゆるふわ発言してたけど、沢山の男に会いまくって、何を許せて何を許せないとか、自分の好みがハッキリした」と語る女子は多いよ。

大切なのは、合わないと感じた時に「なんかイマイチだな~」で終わるんじゃなく、理由をじっくり考えること。逆に「この人といると楽しい」と感じたら、その理由も深掘りして考えてみること。

ぱぷ:具体的にイメージできる言葉にすることですね。
私は「一緒にいて楽しい人」「尊敬できる人」「誠実」などの形容詞は禁止!火にくべろ!と書いてます。「自分はどういう人といると楽しいのか?」「どういう人だと尊敬できるのか?」を突きつめて考えてほしい。

アル:新刊で紹介した「10枚のカードに条件を記入して、1位から10位まで並べてみる方法」もやってみてほしい。これは女友達とやると楽しいよ。「えっ、そういう人が好きなの?」と盛り上がって。

ぱぷ:「走れる菌類」って、何じゃそら!って。

アル:「ガッツ系に萌えるって、頭おかしいんじゃないの?」とか(笑)
ちなみにガッツ系男子は本当に競合が少ないです。

ぱぷ:でも旦那さんと初めて会った時は、恋愛対象じゃなかったんですよね?

アル:それはね、あまりにショッキングな服装だったため、筋肉に萌えるどころじゃなかったのよ。

ぱぷ:「デートに全身迷彩服で現われて、ショック死しそうになった」と書いてましたね(笑)

アル:「なんで迷彩服なの?」と聞いたら「茂みに隠れるため」と返されて「あ、この人は本気なんだ」と思った。あと「旅行でも行く?」と聞いたら「じゃあ野営しよう」と返されて「じゃあって何だ!」みたいな。なので、旅行は女友達と行きます(笑)

次回に続く!

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Text/アルテイシア