今回の「恋愛デスマッチ」は特別編!
ニコ動「アルテイシアの相談室」に相談をくれたのをキッカケに、読者のAさんの婚活カウンセリングをしてきました!
Aさん(29歳女性、メーカー勤務)
・婚活歴5年。デートした人数は48人。そのうち3人と付き合ったが、結婚に至らず。
・「こんなに努力してるのになぜ結婚できないの?」と落ち込んでいる。
・自称「地味な和風顔で黒髪セミロング、AneCan系の服装、おとなしくて家庭的というイメージを持たれがち」
「結婚」ができればいいわけじゃない
A:私は アルさんのコラムに出会って「恋愛は選挙じゃない、自分にピッタリの1票を見つけよう」と目からウロコが落ちたんです。
その前は巷の恋愛本を真に受けて、王道モテを狙って、ザコ釣りを繰り返していたので。
自分は「共働きで家事も分担」という家庭を目指してるのに、専業主婦希望の男性に気に入られたりとか。
それで素の自分を出すようにしたら、去年、ピッタリと思える男性と付き合えたんです。
アル:「底引き網漁じゃなく一本釣り」を実践したんだね。
A:はい。でもその彼ともじょじょに合わない部分が出てきて、9か月で別れてしまって。
その痛手もあって「5年も頑張ってる私がなぜ結婚できないの?」と落ち込んで、あと婚活もせずポンと結婚してる子をひがんでしまって、それで相談を送ったんです。
アル:まあ、ひがむのは自然な感情だよね。就活でも、自分が内定取れなかったら「なんであの子が?!」ってひがむし。
A:そこは自分でも「まあひがむよね、仕方ない」と納得してるんですが(笑)、モチベーションを保つのが難しくて。
アル:過去の私も「なんであの子が結婚できて?」と思ったけど、でもその夫にプロポーズされたら結婚するかというと、しないのよ。「結婚」は羨ましいけど、その「夫」が欲しいわけじゃなかった。
あと既婚女子に「もう一回人生をやり直すなら、今の夫と結婚するか?」と聞くと「しない」って子が結構多い。一方、私は「どんな手を使っても今の夫と結婚する」と断言できる。私は「絶対この人じゃなきゃイヤだ」って人と結婚したかったのであり、「結婚」ができればいいわけじゃなかった。
Aさんも、ひがんでしまう子を冷静に見つめたら「でも私が欲しいのはコレじゃない」と思うんじゃないかな。
A:そうですね…。私も「結婚」ができればいいわけじゃないと気づきました。アルさんみたいに「夫以外は考えられない」と言える結婚がしたいんだって。
アル:Aさんも私と同じで、そうじゃないと結婚しても離婚するわ。離婚しなくても不幸になる。
A:5年婚活して「結果的に私もそうなんだな」とわかりました。そんなにこだわらないと言いつつ、意外とこだわってるなって。
アル:「とにかく結婚したい!」と言ってても、いざ男を紹介したら「やっぱ無理」「この人と結婚するぐらいなら独身の方がいい」っていう女子は多いよね。
A:今、そんな感じになってますね…。
アル:それでいいんだよ。だって何十年も一緒に暮らすんだよ?
昔の女性は「だったら独りでいい」って選択肢がなかったけど、養われずに生きられる術があるなら「だったら独りでいい」になるのが普通だよね。
A:あと男性の方が早く死ぬ可能性も高いし、結婚してるから孤独じゃないわけじゃないですもんね。
アル:「シングルの高齢女性と家族と同居する高齢女性だと、後者の方が鬱病になる率が高い」って調査があるんだって。一緒に暮らす人と心が通じない方が、孤独だしストレスだと思う。
それに現時点で65歳以上の女性の55%がシングル(死別・離婚・未婚)なんだけど、我々の老後は8割以上がシングルになってる可能性も高いから、寂しくないよね。
老後に必要なのは、金と友達だと思う。
A:私もそれがあれば大丈夫な気がするんです。それに、そっちの方が確実だし。
あと「孤独死がイヤだから結婚したい」って人もいるけど、結婚したって孤独死する可能性は充分あると思います。
アル:酒井順子さんが「我々の老後は、葬式も“単身者らくらくパック”的なものができてるんじゃないか」と書いてたけど、多分できてるよね。
A:できてますね(笑)。
アル:では、そんなAさんが結婚したい理由は?