自立したふたりの惹かれ合いを目指そう

率直に言うとそれは彼に依存しているからですよ。
プチ依存という方がしっくりくるニュアンスかもしれない。

要は自分の生活、人生の軸が自分にないからです。
俺は、「付き合ったら彼氏が趣味」みたいな女の子は飽きられる代表という持論があるのだけど、そんな女の子が好きな男なんて、共依存の関係を求める男しかいません。
求められて自分の存在価値を確かめるような。

自分に「やりたいこと」「好きなこと」「打ち込みたいこと」があれば、彼との関係は踏み込むだけじゃない“最大公約数”を取っていく関係になるはずです。
お互いがお互いの大事にしたいことを尊重しながら、お互いに会いたいと自然に思うときに会えるような。

まったく持ってない人だけじゃないと思う。
本来は持っているんだけど、彼のことが好きになってしまって、そのバランス感覚が一時的に崩れているのかもしれない。
そういうことをちょっとだけ冷静になって見つめなおしてみてはどうでしょうか。

俺個人としては”重い”のはアウトだけど、彼に対して真剣なこと自体はすごく良いことだと思う。
ただ、それがやけに深刻になって、彼に求める言動が加速するともう悲劇しか待っていないと思うんですよね。
以前に書いた<心のアクセル、理性のブレーキ>と同じ話です。

朗報としては、彼自身のキャパシティは変わっていくものだということ。
『無理はしない主義でも 君とならしてみてもいいよ』なんて歌があったけど、まさしく相手にこう思ってもらえるかどうかだと思うんですよね。

そのために必要なことは「自立した魅力的なあなたの姿」。

大人同士の恋愛の根本は<自立したふたりの惹かれ合い>でしょう。
この言葉を残して今日は終わりにします。また来週お会いしましょう。

ブログで「あとがき」やってます

AMでコラムが掲載された数日内に、あとがき・こぼれたエピソード的な記事をブログで書いてます。よろしければ。

Text/ファーレンハイト

初出:2013.11.14