③出会いは不自然を乗り越えた先にあるもの

前回の記事に「いかなる出会いであろうとアリ」と書いたけど、まずは出会ってみる必要がある。
それは同じ場所にただいるということではなく、男と女が”何かが生まれうること”を前提に接触するということ。

人が集まる場で自然な振る舞いとは何でしょうか? それは既知の人と一緒に時間を過ごすこと。その振る舞いは出会いではないですよね。
つまり、自然な流れのなかには”新しい出会い”は存在していない。日常から逸脱する必要がある。

なんらかの出会いを予期した行動には不自然さがつきまとう。
それを自覚したうえで気になった男に話しかけてみる。話しかけてもらうように仕向けてみる。
ほんのちょっぴりいつもとちがう振る舞いをする勇気を持ってみてほしい。

当然、女友達にガッツイてると思われるのは得策でないからスキマ時間にさらっとやる。
もしくは女友達と事前に連携を組んでコンビ・グループで異性にからみにいく。
誰とでも気さくにからむ女の子ってキャラクターを演出する。そういったカモフラージュは必要になるのだけれど。

出会う必要がない人には必要がないスキルだけど、人が集まる場に淡い期待を持っている人は意識してみてほしい。
今回は結婚式がベースの話になったけど、その他のシーンでも援用してみてほしい。
ちょっとした見せ方や振る舞いで、本当に他人と”つながる”ようになっていけるから。

周りに「なんかイヤな感じがするな」って思われず、
スッと入っていけるようなずるい感じって大事ですよね。
ちょっと計算してるような。
でも抵抗されない程度の計算?

俺が好きな有名人の言葉なんだけど、チャンスを上手に活かして出会いを獲得していく女性はこんな部分を持っているような気がするな。

Text/ファーレンハイト

初出:2014.12.05