お酒と料理と食べ歩きをこよなく愛する、食ブロガーのツレヅレハナコさん。
彼女が紹介した「桃モッツァレラ(内田真美さんのレシピ)」や「味噌バター白菜鍋(重信初江さんのレシピ)」は、ネットで大きな話題となりました。
そんなハナコさんが、夜遅く帰ってきて一杯やりたいとき、一人でもすぐに作れるとっておきのおつまみと常備菜のレシピを教えてくれる連載です。
しょうゆと卵黄がにおいをマイルドにする決め手
生にら1把も余裕で食べられちゃう!
「家飲みだから食べられるつまみ」というものがあります。
ちょっと人様には見せられない雑な料理……もそうだけど、「香りが強いもの」もそのひとつ。
「香り」っていうか、もはや「におい」ですね。
にんにく、納豆、ブルーチーズ……ああ、くさい! でもうまい!
困ったことに、くさくておいしいものは、たいがい酒に合うのです。
中でも、影のくさくてうまいやつは「生にら」。
レバにら炒めや餃子など火を通して食べることの多いにらですが、実は生でも食べられます。私の中では「万能ねぎ」と同じ扱い。
細かく刻めば刻むほど、にらの「くさい成分」が本領発揮!
そのまま……は、さすがに厳しいのですが、私のオススメは「しょうゆ漬け」にすること。
しょうゆのマスキング効果でくささはほどよく中和され、ちょうどいい具合の「香味だれ」になるのです。
酢とごま油を少々加えれば、ますますつまみ度UP!
「家だから、もっとくさくていい!」いう人は、しょうがやにんにくを加えたり、ねぎ類やパクチーを刻んで加えるとさらにおいしくなりますよー。
このたれをつまみにするなら、まずは豆腐にON。
余力があれば、さらに卵黄をのせて食べるとサイコーです。
食べれば食べるほど口の中がにら成分でムハムハしてきますが、さっぱり豆腐とまったり卵黄が、がっちりサポート。
カンタンなのに、すばらしく酒がすすむ!!!
ひとりで豆腐一丁&にら1把は余裕でいけちゃいます。
一年中、見かけるにらですが、実は春が旬。
やわらかな葉を楽しめる今のうちに、ぜひお試しくださいねー!
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