切って混ぜるだけ…なのに絶品!「柿とカブと生ハムのサラダ」

 お酒と料理と食べ歩きをこよなく愛する、食ブロガーのツレヅレハナコさん。
彼女が紹介した「桃モッツァレラ(内田真美さんのレシピ)」や「味噌バター白菜鍋(重信初江さんのレシピ)」は、ネットで大きな話題となりました。
そんなハナコさんが、夜遅く帰ってきて一杯やりたいとき、一人でもすぐに作れるとっておきのおつまみと常備菜のレシピを教えてくれる連載です。

食感が似ている柿とカブが意外なベストマッチ!

ツレヅレハナコの一人呑み晩酌カンタン柿カブ生ハム秋のおつまみレシピ©ツレヅレハナコ

 誰にでも「特別なお店」ってありますよね。
いつ行っても居心地が良くて、何を食べても好みの味で、
何度でも通いたいし、好きな人を連れて行きたくなる店。
私にとっては、吉祥寺の居酒屋「おでん太郎」がまさにそれ。

 吉祥寺に住んでいた13年間、毎日前を通っていたものの、
ずっと勇気が出ず入れなかったお店なんですけどね。
繁華街にあって、入り口には激シブのライト看板。
ひっそりとした暗い階段を降りなければ店の様子はわからない……。
でも!あるホロ酔い帰りの夜に「えいやっ」とひとりで入って本当によかった。
なんという居心地のよさ……なんたるピースフル空間!!!

 いつもやさしい笑顔でニコニコ迎えてくれるおかみさんに、
シブいけど超感じがいいご主人。
カウンターには、おかみさんがつくった大鉢のおそうざいがズラリと並び、
大きな四角い鍋にはご主人が手がける美しいおでんたちが煮えています。
もーね、ひとりで夜な夜な通ったものですよ(ホント毎日のように)。
おでんはもちろん、おかみさんのお総菜が最高すぎて……!

 ポテサラは世界一だし、数種の煮物も感涙もの。
すべてに「何百回も作ったものだけにある安定感」が詰まっている。
そして、ただの「おふくろの味」にならないのは、
おかみさんの遊び心が効いたメニューが豊富なこと!

 この「柿とカブと生ハムのサラダ」も、初めて食べたときは驚いたなー。
柿とカブ!?でも、食感が似ているこの2つは本当に良く合うのです。
甘い柿に、サッパリとしたカブ。そこに塩気とうまみの効いた生ハム……。
これをオイルと酸味でサラダにすると、もー日本酒にぴったりすぎる!
ただ切って、混ぜ合わせただけなのにね~。料理は本当にセンスだなあ。

 そんなわけで、家飲みの定番となったこのサラダ。
柿が出回る今だけのつまみなので、ぜひ秋の夜長の晩酌にどうぞ!