熱々のごま油をジュッとかけて!「生鮭のレンジ清蒸魚」

お酒と料理と食べ歩きをこよなく愛する、食ブロガーのツレヅレハナコさん。
彼女が紹介した「桃モッツァレラ(内田真美さんのレシピ)」や「味噌バター白菜鍋(重信初江さんのレシピ)」は、ネットで大きな話題となりました。
そんなハナコさんが、夜遅く帰ってきて一杯やりたいとき、一人でもすぐに作れるとっておきのおつまみと常備菜のレシピを教えてくれる連載です。

ツレヅレハナコの一人呑み晩酌カンタンおつまみレシピ ツレヅレハナコ

日本酒&ふんわりラッピングで、レンジでもかんたん蒸し魚

「清蒸魚」って……な、なんか難しそう、と思った、そんなみなさん。
いや、ちょっとお待ちください! 全然難しくないから!
単に「フライパンでカンカンに熱したごま油を、
薬味の上からジュッとかける」ってだけですからー!

中国料理の伝統技法ですが、カンタンなのにやたらプロっぽい。
最初、友人宅のホムパで見て、「おおぅ……」と感動したものです。
お店では食べていたけど、コレって自宅でやってもいいのねえ。

セイロに入った大皿には蒸しあがった尾頭付きの鯛が鎮座し、
山盛りの白髪ねぎがこんもりと。
そこに、熱々のごま油をジュッとかければ、香ばしさとコクがUP!
「わーーーー! すごーーーーい!!」(ホムパ一同)

見た目だけでなく、味も香りも良くなるので、魚料理には本当にオススメ。
できればセイロで蒸したいけど、ひとり呑みならレンジ蒸しで十分です。
尾頭付きの鯛じゃなくても、切り身だっておいしくできるし、
たら、スズキなどの淡白な白身魚が向いてます。
今の時期なら、生鮭の切り身も「清蒸魚」にぴったり!
塩鮭と違って秋の生鮭はパサつきがちなので、油を足すとしっとり食べられるのです。

レンジ蒸しのポイントは、
下味に日本酒をふりかけること(生臭みが消える&加熱するときの蒸気になる)と、
ふわっとラップをかけること。
長時間加熱しすぎると、あっという間にカチカチになるので注意しましょう。

小さめのフライパンでごま油(サラダ油だっていい!)を煙が出る直前まで熱し、
薬味を盛ったら上からジュッと!
いつものひとり飲みが、ちょっとしたエンターテイメントになりますよー。