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  • 2013.11.07

巨乳の人の方が乳がんになりやすい!?婦人科医が胸にまつわる都市伝説を斬る

第23回 ドキドキっ! 胸が高鳴る乳房の話


 前回の「乳がん検診は痛い?早期発見で治る?乳がんのウソホント」も合わせてどうぞ。

 バストは女性の象徴と感じている人が多いだけに、見た目や大きさが気になってしまうこともあるわよね。
豊満なバストを見せつけられると、もしかしたら「女として負けた…」なんて思うことも!?

 女性にとっては無視できないバストの問題。 今回は、そんな気になるバストあれこれについてお答えしましょう。

胸を大きくするため、効果的な方法はある?

松村圭子先生 子宮内膜症
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 初潮が始まるころから膨らみ始めたバストは思春期で大きく成長します。
大きさは遺伝も関係しますが、成長期に過度なダイエットや激しい運動をしていた人は、乳房を発達させる女性ホルモンがうまく分泌されず、貧乳である場合が少なくないわ。

 バストが大きくなるのは成長期~20歳くらいまで。
その時期を過ぎた人が、今から大きさを変えるのは、ちょっと難しいもの。

 20代~30代の女性が、少しでもバストを大きく見せたいなら、垂れないように土台を鍛えるのが一番。 姿勢を正したり、エクササイズで胸筋を鍛えるしかありません。垂れないようにケアすれば、ハリのある美乳を保つことができます。

 なお、乳房を支える「クーパー靭帯」が弱くなると、垂れてさらに貧乳に見えます。
激しい運動をしている人は、バストが揺れてクーパー靱帯が弱くなってしまいます。
運動時は、スポーツブラでバストをしっかりホールドして、守ってくださいね。

 また「胸を揉まれたら大きくなる?」という都市伝説を聞くことがありますが、バストを形成しているものは、ほとんどが脂肪。脂肪を揉んだからといって、大きくはならないのはわかりますよね?

 ただ、好きな男性にバストを揉まれて性的に興奮すると、脳下垂体からプロラクチンというホルモンが出やすくなります。このホルモンは、乳腺を発達させ、母乳の分泌を促す妊娠・出産に関わる大切なホルモン。
プロラクチンは乳腺を刺激するので、「胸を揉めば大きくなる」というのはあながちウソではありません。
しかし、それは一時的なことであって、根本からボリュームアップするというわけではありません。

巨乳の人の方が乳がんになりやすい?


 乳がんは女性ホルモン・エストロゲンの長期にわたる刺激が原因のひとつです。
現代女性の生涯の月経回数は昔の女性に比べて約10倍も多いと言われ、それだけエストロゲンにさらされる期間が長くなっています。すなわち現代に生きる女性は乳がんのリスクが昔に比べて高いということであり、巨乳であるかどうかということは関係ありません。

 ただ、巨乳だと脂肪が多いため、セルフチェックでしこりなどを見つけにくいということはあるかも知れません。
なお、肥満は乳がんの危険因子のひとつですから、太って豊かなバストをしている人は乳ガンになるリスクが高いといえます。

月経前、乳首が張って痛くなったりかゆくなったりするのは?
また、乳首はどんなときに立ってしまうの?


 月経前は、乳腺が張って胸が大きくなります。それに伴って乳首が引っ張られ、痛くなったりかゆくなったりします。

 なお、乳首も刺激を受けると勃起します。触られたりするなどの刺激を受けて興奮すると乳首に血液が集まり、充血します。セックスのときの興奮で乳首が立つけど、寒さでも表面が縮んで立ってしまいます。
それだけデリケートな場所なのよ。

 あと、乳首の色は、遺伝や女性ホルモンなどが関係しています。
だから、「第17回 デリケートゾーンのお手入れ、やり過ぎ禁止!」でも言ったように、色は千差万別! 個人差があるのは当たり前。 外陰部と一緒で、そもそもメラニン色素が集中しているところだし、下着に擦れて色素沈着を起こしてしまったりすることもあるのよ。だから、「乳首が黒い」=「遊んでいる証拠」なんていうのは、ナンセンスよ!

 次回は、女性に多い膀胱炎の基礎知識をお届けします。


監修/松村圭子先生
Text/平川恵

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ライタープロフィール

松村圭子
婦人科専門医。広島大学医学部卒業。成城松村クリニック院長。

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