妊娠は30代からと思っている人必見!読んで損はない不妊治療の怖い真実

婦人科医・松村圭子先生が女性の性の勘違いに物申す!いざ、妊活!と意気込んでもそのときはじめたのでは遅いかもしれない不妊治療。子どもを授からない原因に男女差はなく、EDから子宮内膜症までさまざまな要因が存在します。あなたがもう30代なら、今から対策したって早すぎることはありません。

第13回 不妊治療、いつ頃から始めた方がいい?

松村圭子先生 オトナの悩みに答える!婦人科医の特別診察室
Angelo Gonzalez


「妊活」に励んでも、妊娠できなかったら…? 
不妊に悩んでいる女性は実に多いもの。
今回は不妊治療についてお話しますね。

 不妊治療はいつごろから検討し始めたらいいか。
一般的に、妊娠を望んでセックスをしているのに2年経過しても妊娠しない場合は、「不妊」と考えられます。パートナーと共に一度産婦人科や不妊専門クリニックで検査をしてもらったほうがいいでしょう。

 30代後半で妊娠を希望する人は、卵子の老化や体の負担を考えたら早めに妊娠することが望ましいので、悠長に2年と捉えず、早めに対策を考えた方がいいかもしれません。基礎体温を測ったり、市販の排卵検査薬を使ったりして排卵日を予測し、妊娠の可能性が高い時期にセックスをするなど自己努力でできることから始めてみましょう。また、40歳で妊娠を望むなら、体外受精の可能性も視野に入れたほうがいいかもしれません。

高齢出産が増え、また不妊治療をする人も年々増えている


 不妊治療を受けている人の割合は、35歳~39歳で約2割、40歳以上で約3割。
これは諸外国と比べると2倍以上もの高さの割合になります。この割合が何を意味するかというと、日本は晩婚化・晩産化が進み、30代後半以降で不妊治療をしている人が多いということ。しかもこの数値は、年々増加傾向にあるようです。

 しかし、これはあくまで治療を受けている人の割合であって、このなかで実際に妊娠し、無事出産まで辿りつける割合は、これよりも低くなります。

 フランスでは不妊は病気だと見なされるため、健康保険で治療費をまかなえ、若いうちから不妊治療を受けられます(ただし保険適用は、43歳の誕生日前日まで。人工授精が6回、体外受精は4回までと決められています)。

 でも日本は自己負担。自治体などの補助があっても体外受精だと何十万円もの高額な治療費がかかるため、お金を貯めてから治療に臨む、と言う人も少なくないようです。