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  • 2015.08.08

「2年付き合ったら結婚しよう」できない約束をする男はクズだ

ダメ男の共通点は、結婚を匂わせつつも絶対にプロポーズをしてこないこと。「2年付き合ったら結婚」と言われ同棲し結婚までの準備をしてきたけど、彼は雰囲気でその言葉を言っていただけで…。ダメ男にひっかかりがちな人はぜひ読んでみてください!

「結婚」を匂わせつつもプロポーズしてこない男に注意

メイン2
by Prayitno

 先日「ダメな男とばかり付き合ってきた」という女性と話してたのだが、彼女が付き合った男と、わたしが付き合ったダメな男とで、あるひとつの共通点があることがわかった。
それは付き合ったばかりの頃に「君と結婚したい」と言いながらも何年も行動に移さない、ということだ。

 というのも「結婚」を前提と交際していることを匂わされた場合、女としては当然のこと、真剣に受け取る。たとえ「いつか」がついていようと、「プロポーズしてくれるんだろうな」とその日を待ちわびる。
しかし、クズがプロポーズすることはない。この場合の男の「結婚」は中学生のカップルが言い交わす「結婚」と同じで、「なんとなくその時の気分で言ってみた」くらいのものなのだ。

「2年付き合ったら結婚」と言われて同棲したけど…

 25歳の頃だっただろうか。付き合っていた男に、「2年過ぎたら結婚を考えよう」と言われた。
しかし2年経ったところで何もなく3年目に突入してしまった。ちょうどその年は、相手のマンション更新の年だった。「どうするの、更新するの?それとも一緒に住む?」と尋ねて同棲することになった。

 たぶん「2年付き合ったら結婚」の言葉がなければ、同棲という選択肢はなかった気がする。
ようするに、わたしは、『向こうが最初に「結婚をしたい」という意思を提示してきた』わけだから、二人のために、少しでも具体的にコマを進めようと考えたのだった。

 一緒に暮らし始めたことだし、30歳になる前には結婚するんだろうな、と思っていたが、話は少しも進まなかった。
両親には会うたびに「いつ結婚するの?」と聞かれた。「どうするのよ」と急かされることも何度もあったが、わたしは「さぁ?」としか返しようがなかった。
「2年過ぎたら結婚を考えよう」と言っていた人なんだから、自分なりのタイミングを考えているのだと、信用していた。

 そうして、気が付けばわたしは31歳になっていた。さすがに「ないわ……というか、この人に任せていたら、もういくつになっても、結婚なんて、ないんじゃないの?」と思って、わたしのほうから「いつするの?」と尋ねた。「うーん、どうしようか。俺はいつもでいいけど……」と言葉を濁すので、「じゃあ、来年の5月にしよう」と時期を決めた。
その時、ちょっと腑に落ちない気持ちになった。けれど、深く考えるのは放棄した。

その場の雰囲気だけで、できない約束をする男はクズだ

 それからしばらくして、わたしはものすごいマリッジブルーに罹った。将来を考えても、ひとつも楽しいことが想像できない。
親の前で「わたしは誰よりも不幸だ」と泣いた。セックスレスだったのをずっと我慢していたが、「ここで我慢をするということは、一生セックスなしで生きていくということだ」と思い、浮気もした。

 それでも彼と別れなかったのは「2年付き合ったら結婚」の言葉があったからだ。結婚を前提としてこんなに長く付き合ったのだから、簡単に別れてはいけないと思っていた。

 しかし、結局のところ、その彼とは結婚に至らず別れることになった。

 別れた後に「2年付き合ったら結婚」という言葉にずっと縛られていたことに気が付いた。
わたしは本気にしていたものの、彼にとっては、そんな言葉は雰囲気で言っただけだったのではないか、とようやく理解した。

 結婚の時期を決めた時、わたしが感じた“腑に落ちない気持ち”は「彼のほうから結婚を乞うてきたはずなのに、なぜか今は、わたしが急かしている」という図式に抱いたものだったと思う。

 今の夫もたまに、そういうふうに、うかつに、その場の雰囲気で発言することがある。「今日の夜、飲みに行こうか」とか「あとでセックスする?」とかそういう誘いだが、たまにそれを、しらっとバックれようとすることがある。

「あれ、時間なくなっちゃったな」と悪びれる様子もなくスルーの体勢を取ろうとする時、今のわたしは烈火のごとく怒る。
「期待させんなら最初から言うな」「いまひとつ信頼を失った。失った信頼を取り戻すのがどれだけ大変かわかっているか」等の言葉を浴びせかけることにしている。
それは夫をクズにしたくないからだ。出来ない約束はしない、約束をしたらきちんと守る。人間として最低のことが出来ない男はクズだ。

…次回は《彼の浮気を知りたい女、知りたくない女、そして「気がつかない女」》をお届けします。

Text/大泉りか

ライタープロフィール

大泉りか
キャバ嬢、SMショーのM女、ボディペインティングのモデルなどの経歴を経て、現在は官能小説家、ライトノベル作家。

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