「2年付き合ったら結婚しよう」できない約束をする男はクズだ

「結婚」を匂わせつつもプロポーズしてこない男に注意

メイン2 Prayitno

 先日「ダメな男とばかり付き合ってきた」という女性と話してたのだが、彼女が付き合った男と、わたしが付き合ったダメな男とで、あるひとつの共通点があることがわかった。
それは付き合ったばかりの頃に「君と結婚したい」と言いながらも何年も行動に移さない、ということだ。

 というのも「結婚」を前提と交際していることを匂わされた場合、女としては当然のこと、真剣に受け取る。たとえ「いつか」がついていようと、「プロポーズしてくれるんだろうな」とその日を待ちわびる。
しかし、クズがプロポーズすることはない。この場合の男の「結婚」は中学生のカップルが言い交わす「結婚」と同じで、「なんとなくその時の気分で言ってみた」くらいのものなのだ。

「2年付き合ったら結婚」と言われて同棲したけど…

 25歳の頃だっただろうか。付き合っていた男に、「2年過ぎたら結婚を考えよう」と言われた。
しかし2年経ったところで何もなく3年目に突入してしまった。ちょうどその年は、相手のマンション更新の年だった。「どうするの、更新するの?それとも一緒に住む?」と尋ねて同棲することになった。

 たぶん「2年付き合ったら結婚」の言葉がなければ、同棲という選択肢はなかった気がする。
ようするに、わたしは、『向こうが最初に「結婚をしたい」という意思を提示してきた』わけだから、二人のために、少しでも具体的にコマを進めようと考えたのだった。

 一緒に暮らし始めたことだし、30歳になる前には結婚するんだろうな、と思っていたが、話は少しも進まなかった。
両親には会うたびに「いつ結婚するの?」と聞かれた。「どうするのよ」と急かされることも何度もあったが、わたしは「さぁ?」としか返しようがなかった。
「2年過ぎたら結婚を考えよう」と言っていた人なんだから、自分なりのタイミングを考えているのだと、信用していた。

 そうして、気が付けばわたしは31歳になっていた。さすがに「ないわ……というか、この人に任せていたら、もういくつになっても、結婚なんて、ないんじゃないの?」と思って、わたしのほうから「いつするの?」と尋ねた。「うーん、どうしようか。俺はいつもでいいけど……」と言葉を濁すので、「じゃあ、来年の5月にしよう」と時期を決めた。
その時、ちょっと腑に落ちない気持ちになった。けれど、深く考えるのは放棄した。