「大人の色気マン」である齋藤工に色気を感じなくなる年頃

新入社員の頃出会った
妻子持ち「大人の色気マン」


舘そらみ 応用のきかない恋愛論 ツーブロック
©by Israel Orlandi

 大人の色気が大好物だった時代がある。もう、三度の飯より大人の色気。街歩く“大人の色気マン”に二度見三度見していた時代がある。
大人の色気マンに会いたくて、ナンパ待ちをしていた黒歴史もある。20そこそこの話。

 生まれて初めて「さてはこれ遊ばれたってやつか!」と衝撃を受けた男も大人の色気マン。特に外見が好きだったわけではないし、もっと言うと中身なんてほとんど知らなかった。「色気があったから惹かれた」としか説明がつかない。

 23歳頃、初めて恋におちた気がした妻子持ち。これまた「色気があった」としか説明が出来ない。
新入社員だった私が、最初に密な仕事をした他会社の方だった。その会社の中で、ひと際色気を放っている人だった。
ボタンを人より1つ多く開け、髪は少し長めでよくかきあげていた。黒のスーツを着ているのは見たことは無く、いつも他の方より少しだけゆったりとしたスーツを適当に着こなしていた。たまに豪快な腕まくりもしていた。爪はすごい短かった。

 一緒に出張に行ったことがある。地方の田舎町に行き飲むところも無かったので、打合せを宿泊しているホテルでやった。その後「飲みましょう」の流れになり、と言っても飲む場所も無かったのでその方の部屋で飲んだ。
これで、私は完全に勘違いした。「この人とこのまま、不倫関係へと突入していくだろう」確信にも似た妄想を抱いた。

 まあ、それだけの話だ。その後何か進展した訳では無く、私も何か行動するほどその思いが持続したでも無く、そこそこに仲良く問題もなく仕事を終えた。1年も経たずにその会社をやめ、脚本家なんて職業に走った私はそのあとのことを何も知らない。

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