女友達の「相談もどき」を解決する方法

女友達側とて、恋愛決意表明を黙って聞いてもらえるとは思っていません。そこで、決意表明ではなく、相談という形式で持ちかける方向性に転じるのです。「LINEの既読スルーが続いているんだけど、連投LINE送るってアリかな?」とか「彼氏が会う時間を作ってくれないんだけど、別れるべきなのかな?」とか「手作りっぽい市販チョコを手作りと言い張ってもバレないかな?」とか。

聞かされる側は、とっくに答えが決まっている決意表明とは思ってもいないので、真剣に回答します。「カレが資格試験を控えているタイミングなのだから、もうちょい待ったら?」とか「自分から別れを切り出すのは、絶対に後悔するからやめときな」とか「無理せず市販品を堂々と渡すべき」とか。

しかし女友達は、聞いているようで聞いちゃいません。なぜなら答えは決まっているので。とはいえ、相談という形式で呼び出したため、神妙な顔で頷くなどのリアクションは見せます。そういった小芝居を経て、「試験前といってもLINEをチェックする時間くらいあるはず」とか「私からフラれて後悔するのはカレのほう」とか「手作りっぽく見える市販チョコはリサーチ済」など、本来の目的である決意表明を行なうのです。

以上を踏まえ、女友達から「相談があるからトリキで飲もう!」など呼び出された際の対応法をご提案します。「○○ちゃんの決意表明は、聞き役として黙って聞くから、そのぶん飲み代オゴッて」と、カネで解決しましょう……じゃなくて! とりあえず呼び出しには応じましょう。そして女友達の話をひと通り聞いたうえで、「もし私が同じ相談をしたら、○○ちゃんは何てアドバイスしてくれる?」と逆質問すれば、瞬時解決です。憤りを感じさせられることなく、後は楽しく飲み食いできるでしょう。