アポをとったら…

そして逢瀬当日。大量摂取したサツマイモのチカラを借りて、クンニリングスもしくはシックスナインのさいちゅうに、思いきり「オナラ」を放ってください。これにより、クソ野郎は二度と貴女サマを抱きたいと思わなくなるでしょう。

クソ野郎にはクソで決別……という方向性も考えたのですが、クソ野郎宅の寝具が「東京西川」のような超高級布団だった場合、多額の弁償代がかかるので諦めましょう。「オナラ」だったら寝具を汚すことはないので、経済的負担は一切かかりません。

ここまで読んで、「フザけているのか?」と思った人もいるでしょう。いえ、ふざけてなどおりません。それどころか、大マジメです。そもそも! 卒業したくても、自分の意志が弱くて卒業できず、不毛な扱いに甘んじているわけですから、自ら断ち切るのはムリなのです。だったらクソ野郎側に切らせるまで。

クソ野郎側から「退学処分」を叩きつけられれば、自動的に卒業するしかないです。そのきっかけ作りとして、退学処分が下されるような素行(つまりクンニリングスもしくはシックスナイン中の放屁)をご提案させて頂きました。夜の校舎の窓ガラスを壊したり、盗んだバイクで走り出すような素行が(尾崎豊氏の歌詞参照)、クンニリングスもしくはシックスナイン中の放屁に該当するとイメージなさってくださいませ。

尚、「自分じゃ切ることができないから、クソ野郎側に切らせる」という発想の間違い版として多いのが、「カノジョにする気がないならハッキリ言って!」と涙目で迫る戦法です。クソ野郎側にとっては、「純粋な恋心を斬り捨てる」という、言わば悪役を担うことになります。誰しも悪者ポジションは遠慮したいもの。会社の人事部所属だとして、不採用の応募者に「ご縁がなかったということで」って電話する業務は、できれば遠慮したいでしょ。その感覚と一緒ですよ。

以上を踏まえ、不毛な関係性から卒業したいのならば、「カノジョにする気がないならハッキリ言って!」と涙目で迫るのではなく! 秋の味覚サツマイモをモリモリ食べましょう。サツマイモのサブ食材として、栗も可です。

Text/菊池美佳子
初出:2018.08.27

次回は <恥ずかしい部分を公開するブーム到来?されたくない派も「匂い」を公開するときがきた!>です。
あそこが臭くないか気になる……女性器の臭いを何とかしたい……とお悩みで、「クンニされたくない!」とまで思ってしまっているAM読者の方も少なくないはず。消臭で解決するよりも、気持ちの持ちようが大事なのかも?