期待を抱いたあとの分かれ道

ここからが運命の分かれ道です。大別すると以下2パターンに分かれます。

1.カレの考えが変わり離婚する気になったという前提で「私は貴方と結婚したい」と打ち明け、その結果既婚男性は逃げていく

2.カレの考えが変わり離婚する気になったか否か、直接聞く勇気が出ず、ダラダラと不倫関係が続く

「1」は、「女房と離婚はできないが、キミさえ良ければって約束だっただろう!」「あの時はそれでも良いって思ったけど、気持ちが変わってきたの!」と口論になり、遅かれ早かれ既婚男性は去っていきます。

「2」は、「離婚する気になったかもしれない」「でも私から訊ねるのではなく、カレから言ってくれるタイミングを待とう」と自分自身に言い訳しつつ、永遠に来ないタイミングを待ち続けることになります。

現在絶賛不倫中の独身女性は「3つ目の選択肢はないのか?」という部分が気になるでしょう。「3.カレの考えが変わり離婚に向けた現実的行動を起こし始めてくれた」というハッピーエンドです。

3つ目の選択肢……、ないわけじゃないですよ。但し! 現実的行動を起こすには、現実的背景が必要です。「独身女性への愛おしさが増し」という感情論だけでは、現実は動きません。「サマージャンボ宝くじで1等と前後賞が当たり7億円ゲットしたから慰謝料と養育費が捻出できる」くらいの現実的背景がない限り、現実は動かないでしょう。「3」を期待するなら、感情論に任せるよりも、サマージャンボ宝くじを購入することを推奨します。

Text/菊池美佳子