ヤリマンは「事後」も違う

 ヤリマンがヤリマンたる所以は、ガマンできずにセックスした「事後」のマインドにあるのだと筆者は考えます。正式なお付き合いに発展せず、セフレ関係になってしまったり……。セフレどころか一夜限りの関係で終わってしまったり……。そうなっても、いちいち気にしないのが、ヤリマンという生き物。「まぁ、それまでのご縁だったということで、次を探そう」と、決して強がりではなく、ケロッとしているのがヤリマンなのです。

 ヤリマンも非ヤリマンも、「できれば初セックスまでは2~3回のデートを挟みたい」「できればセフレや一夜限りではなく正式にお付き合いしたい」という、「入り口」の部分は一緒なのでしょう。そこから、遅かれ早かれセックスに至り、残念ながら「正式なお付き合い」には至らなかった際のマインドが、ヤリマンか非ヤリマンかという分かれ道です。

 「ヤリ逃げされた……」と未練を引きずり、「もうゼッタイ先にセックスしないぞ!」と、男女関係に身構えるのが非ヤリマン。「まぁ、それまでのご縁だったということで、次を探そう」と、新たな出会いに鼻息を荒くするのがヤリマン。

 夜中に台所で発見したかっぱえびせんも、「食べたい」と欲する「入り口」の部分は一緒。ガマンできるのがモデル体型女子、ガマンできないのがマシュマロ女子……みたいなもんですよ。

Text/菊池美佳子

次回は<セフレで時間つぶしすればいいのに!「なぜ同時進行しないの?」ヤリマンが抱く疑問>です。
「童貞の疑問を解決する本」の逆、菊池美佳子さんが出した「ヤリマンが抱く3つの疑問」のうち、今週は「なぜ同時進行しないの?」を取り上げます。同時進行は、好きな人が振り向いてくれない、好きな人ができない、そんなときの時間つぶし…?