ぶっ飛んだ提案への対応策

対応策1.誠意を持って断る
 M子のような、「断ったら、同居人男性のカノジョに恥をかかせることになる」などという中途半端な優しさは不要です。「ありえん、ヘンタイかっ!」ではなく、「せっかくですが、今日は風邪気味なので」など、言葉を選べば、先方も納得するでしょう。

対応策2.心理分析にフォーカスする
 よくよく考えたら、自分の彼氏とその男友達と、そのカノジョを交えて風呂に入りたがるって、なかなか面白い発想ですよね。「なぜ皆で風呂に入りたいのか?」「己のパイやマンや、彼氏のチンを見られることは平気なのか?」「赤の他人のパイやマンやチンを見ることは平気なのか?」など、率直な疑問としてぶつけるのも面白いかと。

対応策3.いっそのことスワッピングを提案する
 目には目を、ぶっ飛び提案にはぶっ飛び提案を! 小学校時代のイタズラと一緒ですよ。教室の戸に黒板消しを挟んで、先生が戸を開けた瞬間落下するよう、イタズラっ子からけしかけられたとしましょう。「黒板消しではなく、バケツの水にしよう」と、さらに上を行く提案をすることで、イタズラっ子側は「さすがにやり過ぎだ」と引き下がります。4人入浴の、さらに上を行くスワッピングを提案することで、「このオンナ、頭のネジが2~3本飛んでいるから、4人入浴なんぞしたら何が起きるかわからん」と、先方を抑制できます。

 実際のところは、4人入浴後スワッピングに発展することなく、おとなしくそれぞれの部屋に分かれたのだとか。M子いわく、「狐につままれたような経験だった」と。

 いやはや、世の中色んな人がいるものです。ぶっ飛んだ人に遭遇した際の対処法は、常日頃から考えておくべきと、痛感したのでした。

Text/菊池美佳子

次回は <北国のしりとりにヒントがあった!?「シコる」の女性版はコレだ!>です。
女性の性を研究する服部恵典さんから菊池美佳子さんに叩きつけられた挑戦状、それは「シコる」の女性版の言葉を考えること!「セルフプレジャー」「ラブタイム」「ラブグッズ」といったソフトな女性用の言葉がつくられる風潮を跳ね除け、菊池さんが提案するのは、東北の方言……!?