原因不明の下腹部痛にひそむ「卵巣出血」
20代~30代に多い「卵巣出血」とは?
Angelo Gonzalez
卵巣出血をご存知ですか?
卵巣出血は、文字通り卵巣から出血すること。
(1)1~2日以内にセックスをした。
(2)黄体期(排卵後から月経の始まるまでの期間。基礎体温が高温期のとき)である。
卵巣出血の多くは上記の時期に起こります。
これらに該当しており、かつ原因不明の下腹部痛があるなら、卵巣出血の疑いがあります。
卵巣出血が一番起きやすいのは、セックスのあと。
次の月経の14±2日前頃が排卵期と言われていて、最も妊娠する可能性が高くなる時期です。
排卵というのは、卵巣からポーンと卵子が飛び出す現象なのだけど、このとき卵巣が少し傷つき、多少出血を起こすことがあります。だから、この排卵期は卵巣から出血しやすいとき。そこにセックスなどの刺激が加わることにより、出血がひどくなってしまうことがあります。こうして卵巣出血が起こります。
また、排卵後、卵巣から卵子が飛び出たあとは、「黄体」というものができますが、その黄体の中に血が溜まり(黄体出血)、それが破裂して出血する場合があります。卵巣出血といえば、この黄体出血がほとんどです。
いずれも出血が微量で、自然に止まれば問題ありませんが(溜まった血液は自然に体内に吸収されます)、一番怖いのは出血が止まらないパターン。
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