あなたは厳格な家庭に育って、思春期に男性との交流が無かったことを異性に免疫がない理由の一つに上げています。
このことについてキツいことを言わせてもらうと
「30歳過ぎた大人が10代の頃の環境についてグチグチ言うのはダサい」です。
世の中にはPTSDとかそういう心理的な傷ということもあるのかもしれませんが、あなたの場合、特に親から傷つけられたわけでもなく、清楚であるよう強いられただけです。

しかも19歳で都会に出てからはその抑圧から解放されて、もう12年近く経っているわけです。男性の経験も十分積んだようですね。そうすると男性に免疫がないというのは思春期までの環境のせいではなく、あなた自身の恋愛センスがないということに起因しています。
10年以上自由にやっていて、なお思春期の環境のせいにするなんて、ダサいですよ。

あなたの恋愛遍歴を見ると、あなたの人柄がよくわかります。私の持論ですが、付き合う相手は自分の鏡です。あなたが心惹かれていく男性が典型的な遊び人というのは、あなたが抑圧から解放されて「自分も遊びたい」と願っていたからそういう男と付き合っていたのではないでしょうか。

あなたは自分は悪くなく、まるで付き合う男が自分を弄んだように文面で書いていますが、その男を呼び込んでいたのはあなた自身です。辛いけど、まずそんな自分と向き合うのが30歳を過ぎた大人の女性のすることです。

けっこう厳しいことを書いてしまったのは、実は私もあなたと同じくまあまあ箱入り娘（息子）で育って、免疫なく人と付き合って、遊ばれたり、性病をもらったり、お金をだまし取られたり、苦い水も飲んできたからです。

そのことで相手を責めるのはとても簡単です。
私もそうしてきましたが、結局はその男を呼び寄せていた自分自身のメンタルの問題だと気が付きました。あなたと同じく30歳過ぎてからのことです。ちょうどそういうことを考え出すのが30歳です。

今お付き合いしている彼は生理的に無理ということなのでこれは致し方ないことだと思いますが、自分と向き合い、反省する部分は反省し、本当に欲しいものは何かと考え日々生きて出会っていれば、生理的嫌悪がなくて素敵な男性に巡り合えると思います。

どうか、自分の内面としっかり向き合って素敵なパートナーと出会えることを願っています。

TEXT／肉乃小路ニクヨ