グッチってなんですか?プレゼントもゆとり世代!

しかし、いくら「ラク」「お得」といったって、外デートできない分、記念日のプレゼントはいい物もらってるんじゃないの?と、アラサー側から少し穿った質問をしてみました。せめて!せめてセックスがないなら金目当てと言って私を納得させてくれ!

「プレゼントもらったりします?ベタベタですけど、グッチやシャネルの小物とか」

「グッチってなんですか?」

ひょえええええええ!
グッチってなんですか……だと!?天下のグッチを知らんとは、このブランドをどなたと心得る!
これがサブカルどっぷり女子だったら驚きませんが、ゆるふわに着飾った彼女は、同年代ではファッショナブルなほう。そんな彼女がブランド名を知らないなんて、ゆとり世代のブランド離れって本当だったんだなあ。そして、不倫からブランド物は、バブルと一緒に退場したんですね……。

「誕生日のプレゼントは手作りのケーキでしたね~、あと、手紙♡」という彼女の言葉は、ショックでおののく私の耳には届きませんでした。

欲しいのは「つながっている」という感覚

でも、不倫というリスクまで背負って得る対価が「添い寝」や「手作りのケーキ」ってあまりにも素朴じゃありませんか?なんで、そこまでして不倫をゆるく続けられるのでしょうか。

「なんでだろう」と考え込んで、ゆとり不倫ちゃんは「彼といると、つながってる感じがするんですよね」と、話してくれました。

「つながってる感じ?」
「なんか、いつでも帰ってきていいよって、思える。実家みたいな、安心できる思いに近いかもしれません。適当に言っちゃってますけど、彼のこと好きだから」

「もし、今すごく辛いことがあったら浮気の彼氏さんと旦那様、どっちに頼ります?」と聞いたところ、ちょっと苦笑いになりながらも「うーん、今なら彼氏」と、答えてくれました。

ディナーもブランド物もいらない、シンプルに「つながり」を求めるゆとり不倫ちゃんは、相手に多くを求めないことで旦那様とも彼氏さんとも、平和な関係が続いているようでした。

って、めでたしめでたし、じゃないんですけど!

☆個人情報保護のため、一部内容を編集しています。予めご了承ください。
☆次回は愛は光を超える?オンラインだけの不倫関係を持つゆとり不倫ちゃんを分析します。

Text/トイアンナ