男は視覚だけで興奮する?男女ともそんなにシンプルではない/BETSY

男だからこうに違いない?

男女の性の話になると「男は性欲が強いはず」「女だからムードがないと無理」と、性別による決めつけをしてしまいがちです。確かに、そういった傾向はあります。

しかし「男だからこうに違いない」「女だからこう感じるはず」と思い込んでしまうと、実際の行為で食い違いが生じてしまったり、楽しさの幅を縮めてしまったりすることもあるので注意が必要です。

今週は、前回の記事「満足度はベッドに入る前に8割決まってる説」を読んだ方から届いた質問にお答えしたいと思います。

「男性は前後の文脈と関係なく、視覚だけで“したい”気持ちが湧くものなんでしょうか」

喧嘩の後、まだ気持ちが整理できていないのに夫から行為に誘われ、喧嘩の度合いによっては気持ちに乗れない時がある。でも一方で、夫自身が悩みを抱えている日は「今日はできない」と断られることも。その様子を見て、男性は文脈に関係なく、視覚だけで反応するものなのかと疑問に思ったそうです。

人間の欲求はそんなにシンプルではない

男性はいつでも性欲が湧く。男性は視覚だけで興奮できる。女性は愛情やムードがないと濡れない。女性は性欲が湧きにくい。

こういった刷り込みは広く浸透していますが、実際の人間の欲求はそんなにシンプルではありません。性欲には複数の種類があり、視覚や匂い、安心感、ストレス、相手との関係性、その日の体調、それまでのセックスでの満足度、行為に至るまでの文脈など、さまざまな要素が複雑に関係しています。つまり、男性の性欲も、決して“視覚だけ”で動いているわけではないんです。

興味深いのは、ストレスですら性欲スイッチをOFFにすることもあれば、ONにすることもあること。仕事のストレスで性欲が低下することも、ケンカのストレスで性欲に火がつくこともあり得るんです。

“男性脳”、“女性脳”という考え方もユニークですし、実際に当てはまることもあります。でも、セックスにおいては個人差の方が大きいのかもしれません。