「愛される」不倫女子に、普通のアラサーは勝てない

ここで普通のアラサー女子に視点を戻してみましょう。たとえば29歳のリサちゃん(仮名)は普通のOL。
中堅メーカーで経理をしている彼氏がいます。彼が頑張って貯金をしているので、「そろそろプロポーズが来るのかな」と肌で感じています。

でも、もし彼の両親が必死で結婚を止めてきたら、彼は私と別れるかもしれない、いや別れるな。
なぜそう思うのかといえば「だって私も両親が猛反対したら、悲しいけど彼と別れてしまう気がする」と、心の底では思っているからなのです。彼のことは好きでも、世間に逆らってまでするような恋愛ではないんですね。

そんな「世間の空気を読んだ」恋愛を進めようとする、普通のアラサー女子が「リスクをおかして死ぬほど愛される」ようなことはありません。
だから、リスクを選んで幸せを手に入れている不倫女子は「軽蔑もするけど、あこがれる」存在なのです。

不倫女子を止めることができる存在? それは「世間に愛されることが人生で何よりも大事」だと思っている人か、「すでに不倫で痛い目を見た人」です。

もしあなたが「不倫は絶対にやめなよ!」と反対する女子を見たら、その子に「もしかして、不倫してた?」と聞いてみると聞きたくなかったエピソードが出てくるかもしれません。
愛されて幸せの真っ只中にいる不倫女子を止められるのは、不倫の痛みを知る人の言葉だけなのですから。(だから未婚男子はボーッとしてないでデートに誘いなさいよっ!)

☆次回は、不倫女子の修羅場?訴えられた女子のその後編です。

Text/トイアンナ