夫のお母さんの「我が家の味を教えるから手伝って」に身構えたけど…

結婚して変わったお正月

嫁姑で料理する画像 Lisa Fotios

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。皆さま、お正月はどうお過ごしになられましたか。

わたしは、大晦日から友人たちと集まり、紅白を観てからカウントダウン、元旦は千葉にある夫の実家に新年の挨拶にお伺いし、1泊して翌日に帰宅。3日は都内にあるわたしの実家に日帰りして昼から飲み食い。そろそろ家族で過ごすのも飽きたという気分になる4日の夜は、友人たちと某居酒屋チェーンで宴会。

これが毎年の恒例で、今年もそうやって過ごしました。3年前は、出産間近どころか予定日をとうに過ぎていたので両実家巡りこそカットしたものの、カウントダウンで夜中まで騒ぎ、年明けの宴会にも参加する、なかなか元気な妊婦でした。

正月にこのスケジュールで動くようになったのは、夫と一緒に住み始めてからで、それまでは、正月に帰省するという習慣がありませんでした。大学を卒業してすぐに実家を出て以来、正月といえば友人たちと集まって飲み続けるのがデフォルトだったし、その後に結婚を考えて一緒に住んでいた恋人は、そこそこに不幸な生い立ちで、“家族”というものを苦手にしていたので、どちらかの実家に帰省しようという話にはならなかった。

反対に、今の夫は家族が大好きな人です。正月は実家に帰るのが当然。つられる形でなんとなく「じゃあ、うちにも顔出す?」と誘ってみたら、「行きたい! 君の両親と酒が飲みたい!」と乗り気だったので、今の形に落ち着いたのでした。

最初は「実家で過ごす正月なんて、つまんないんじゃないの?」と少し浮かない気持ちもありましたが、いざ帰ってみると、わざわざお取り寄せしたローストビーフやとっておきのシャンパンや美味い寿司で、もてなしてくれます。三が日に両実家巡りすると、お節の準備もしなくていいのでありがたい。

さて、正月に多くの妻が悩むことといえば、義実家でのふるまいではないでしょうか。