電話越しから見えてくる
男の種類は「三タイプ」

 さて、ツーショットダイヤルの客というのは、三タイプに分かれています。
ひとつは、暇つぶしに女のコと話(主にエロ話)が出来ればいいと思っている人
もうひとつは会うのが目的の人。会ってセックスできるのではないか、というワンチャン狙いの男性。
最後が、テレフォンセックス目的の人です。

  最初、テレフォンセックス目的の人のことは嫌厭していました。なんせ電話越しにハァハァ言っているのが気持ち悪かったからです。
エロ話はしていて楽しかったし、会ってセックスするのが目的の人は、「会ってもいいかなぁ」という餌をちらつかせれば、いくらでも話を長引かせることが出来るから楽で好きでした。
しかし、続けていくにつれ、テレフォンセックスの相手をするのが、一番楽しいことに気が付きました。

 というのも、テレフォンセックスをする場合、顔が見えない、見知らぬ相手だからか、自分の欲望を包み隠さずにぶつけてくる男性が多く、その多様性がとにかく面白かった。
こちらが女子高生だということを申告すると「君の!ハァア!制服を!ハァア!スカートだけ!ハァア!めくりあげて!ハァア!白いパンティーを!ハァア!ずらして!ハァア!お仕置きに!俺のちんちんを!ハァア!」など、自分好みのシチュエーションを作り上げて妄想の世界に突入してくれるのです。

 もちろんそういった妄想を語られることを「キモチワルイ」と引く人もいるでしょうが、わたしは「オモシロイ」と感じるタイプだということに気が付きました。
そして、語られる妄想は、現実離れしていて、変態性が強いほどに切実で、胸を打たれる。
興奮が極まった男が、受話器の向こう側でピチャピチャピチャピチャと舌を鳴らして疑似クンニしている音を聞きながら、突如目の前に広がった、大きくて深すぎる性の世界に、興奮を覚えたていたのでした。

…次回は《ガラス越しのオンナを選ぶ男と、葛藤する女―デートクラブでの実体験で見えたもの―》をお届けします。

Text/大泉りか

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