「恋愛やスキンシップが苦手でもいい」毒親育ちの元ぼっち女子にカウンセリング②

ぼっち婚活女子にアドバイスするコラムの画像 mellamed

前回に引き続き、カウンセリングするのは「毒親育ち・男尊女卑アレルギー・男嫌い」を自称するCさん(28歳、会社員)です。

アドバイスがいらない理由

アル

改めて、Cさんの相談メールにお答えしますと…「アドバイスすることはない」

C

ええっ(笑)?!

アル

なぜなら、Cさんは自分で考えて行動できる人だから。
お友達ほしいブームが来た時も「大人の女子校」に応募して、気の合うお友達ができたでしょ?

C

そうですね。毒親話もできるお友達ができて、親と距離を置くようになって、メンが安定しました。

アル

その女子校でみんなの話を聞いて、試しに婚活してみたら、びっくりするくらい精神が安定したんだよね。そうやって自分でしっかり道を切り開いてる。だからCさんはそのままでいいのよ。

C

そのままでいい。

アル

そう、べつに変えなきゃいけないところはない。婚活でもちゃんと自己分析して、戦略を練って、自分に合う男性と出会ってるよね。「鼻ほじ写真を使おう」と思える人はそうそういないよ。

C

鼻ほじ写真を褒められた(笑)

アル

Cさんはぱぷりこちゃんの言う「PDCAを回せる人」で、幸せに向かって進んでる。だから私がアドバイスすることはないのです。  

C

そっか……。「親との関係をどうにかしないと前に進めない」と思い込んでいたのかもしれません。

アル

でも、実際はそんなことなかったでしょ?

C

はい。メールに書いたように「家族以外の人と接するのってこんなに楽で楽しいんだ」と大発見して、気持ちがすごく楽になったので。

アル

家族以外の人間関係が充実すると「親なんかどうでもいい」と思えて、毒親の呪いが解けていくよね。今はCさんにとって変革の時期なんじゃない?

C

そうかもしれません。ガチで引きこもりのぼっちだったので、現状を変えたくて女子校に応募したりとか。そこから婚活アプリを初めて、新しい人たちに出会って、今すごく楽しいんですよ。

アル

うんうん、楽しそうだわ。

C

いろんな人と話して、いろんな価値観に触れて、自分のこともわかってきたりとか。ただ何が本当にほしいのか、何が必要なのかは、まだよくわかってないのかなって。

アル

それもいろいろやりながらわかっていくんじゃない?

C

きっとそうなんでしょうね。

アル

気負いすぎず、自然に任せるのがいいんじゃないかな。それで、その時々の自分の感情を確かめるというか。

「この人といると楽しいな、また会いたいな」と思えば、会えばいいし。「もっと近い関係になりたいな」と思えば、近づけばいいし。「茶飲み友達かパートナー、どっち?」とか、決めなくていいと思う。Cさんは結婚も出産も特に求めてないわけだし。

C

たしかに、そういう意味ではリミットもなくて気楽ですね。

アル

もし相手からお付き合いしたいと言われて「試してみようかな?」と思ったら、試したらいいよ。そこでイヤなら断ればいいし、その時の自分の感覚で決めればいいと思う。
これまでも「やってみたいな」と思って、やってみたら良かったわけだし。実際やってみないと、自分に合うかどうかもわからないしね。

C

婚活も実際やってみたら、まさかの展開になりましたから。

アル

Cさんは自分の「好き・嫌い」「快・不快」がハッキリしてるよね。そういう人は自分の感覚に従って動けばいいと思う。そうやっていろいろ経験するうちに「なるほど、これが欲しかったものか」と気づくんじゃないかな。

C

「いろいろ経験してみよう」でいいんですね。以前のオフ会でぱぷりこさんが「人類学者になったつもりで、フィールドリサーチだと思って婚活しよう」と仰っていて「それでOKなんだ」と楽になりました。

アル

その方が客観的に相手を見られるし。むしろ「結婚相手を見つけるぞ!!」と気負いすぎる方が「溺れる者は糞をもつかむ」でクソ男に引っかかったりするしね。
Cさんはクソ男センサーが鋭そうだから、安心して見てられるわ。

C

もともと男嫌いで男性不信が強いので(笑)。クソ男にあたったらダッシュで逃げると思います。

アル

やっぱり人は人との出会いで変わっていくから。私も過去にさんざん傷ついて男性不信になってたけど、夫に出会って「信頼できる男もいる」と思ったし、自己肯定感も回復した。
Cさんもそういう相手と出会えば「自分も人と強い関係を築ける」と自信がついてくるんじゃないかな。