もし「その先」を望むのであれば…
もし今ある自己啓発本の「その先の学び」を望むのだとしたら、それは「無償で人に愛を与える方法」ではないでしょうか?
自分が「愛を得られる方法」ではなく、自分が「愛を与える方法」です。
でも、「自分が得したい」と思っている人が多い現代では、そんな本があっても売れないので、なかなか出版できなかったりもします。
どんなに心を磨いていても、「100%の愛を持つ」というのは、おそらく現代の人間レベルでは難しいでしょう。
本当の意味で、「人を愛する」。これほど難しいものはありません。なぜなら、自分自身のことも愛しきれていない人が少なくないからです。
目新しさばかりを求める子供おばさんは、そんな基本的なことをできていないまま、新しいことばかりを求めています。
まずは自分も人も愛せるようになってから、さらなるレベルを目指してみてはどうでしょうか。
目新しさを求める行為は“人間らしいエゴ”
本当に幸せになるためには、本当の愛を持つことが大事。
本当の愛を持つためには、まずは自分のことを愛することが重要。
自分を愛するためには、自分を許すこと、受け止めることが必要。
そして、人のことも自分のことのように愛し、許せることができたら、きっと幸せになれる。
おそらく、そんなことが真理です。ハッキリ言ってしまえば、そこに目新しさなんていりません!
外に幸せを求めるのではなく、自分の内側から愛を抱き、幸せを増やすこと。
それができたとき、見える景色ですら変わってきます。
もしその真理以上のものを求めているのだとしたら、そこにあるのは「人よりも知識を持ち、優れていたい」という“人間らしいエゴ”である可能性は高いです。
それこそが本当の幸せから遠ざける価値観なんですよね。
自己啓発本を読み漁ること以上に大切なのは、「心を磨くこと」です。
心を磨いて、真理と向き合える人でありたいものですね。
子供おばさん……自己啓発本を読み漁り、「目新しさがない」と文句を言う。
大人女子……自己啓発本の共通しているところに注目し、自分の心を磨く。
Text/コラムニスト・ひかり
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