ICL手術で視力が回復した。世の中には「もっと早くやっておけばよかった」がたくさんある

ICL手術を受けた

健康的な女性の画像
Candice Picard

自分より目の悪い人に、一度も会ったことがない。私はそれくらい目が悪かった。

ここで過去形を使っているのは、つい1週間前にICLという眼内コンタクトレンズを角膜に埋め込む手術をし、0.02だった我が視力が1.5に回復したからだった。これで、枕元に置いたメガネが朝方見つからずに泣きながらバンバン床を叩いて探すことも、映画館では必ず前から4・5番目を選ばなければならないことも、牛乳瓶の底みたいなメガネをかけて人にあれこれ言われて定型文化したいつもの回答をすることも、きっとない。

少女漫画には『恋をすると世界がキラキラして見える』という描写があるけれど、まさに今の私で、目の中に埋め込んだレンズの仕様なのかコントラストも多少上がっている気がする。すべてがキラキラしていて、何もかもがいつもより少しだけ楽しい。よく見えるってこんなに世界が違って見えるのか……裸眼で生活をするってこんなに楽なのか……と、日々感動し続けているのだった。

「え~?目の手術でしょ?私なら絶対無理!」と言われるし気持ちもわかるけれど、強度近視に乱視が入っていてこのバランスをうまく取ろうとなると、これ以上の矯正はできないようだった。今より視力を回復させるためには、私にはもうこの手術しか残されていないのだ。最後の手段といってもいいのかもしれない。

幸か不幸か私は目がかなり悪い。1メートル先にいる人が知り合いかどうかだけではなく性別も年齢も国籍も判別できないくらいには悪い。そのため、手術中は具体的に何をされているのかまったくわからなかったのは逆によかったことなのかもしれない。特に恐怖心などもなく、メスの入る感覚も縫われていく感覚もあったし、使用する薬品の関係なのか突然何も見えなくなる瞬間もあったが、手術も無事に終了し、目の充血もやっと落ち着いてきている。

「痛かった?」と言われると、まあちょっと痛かったかな……くらい。手術台に乗る経験も目にメスを入れる経験も初めてのことで、個人的にはとても面白かった。まあ、これは大きな病気も怪我もしたことがないからかもしれないが。