「このSPA、ほぼ風俗ですね!」台湾旅行で泊まったホテルがヤバかった

先日、女友達ふたりと台湾旅行に行ってまいりました。子どもが小学生にあがってひとりで寝られるようになり、短時間ならお留守番もできるようになったこと、さらには週一定休だった夫の経営するバーが、週休二日になったことも重なって二泊三日なら行けると踏み、思い切ってチケットを取ったのでした。久々の女旅、感激!

台湾を訪れたのは、おそらく4回目か5回目。今回はツアーではなく、チケットとホテルを自分で別々に手配する自由旅行でしたが、わたしは都市の中心部よりも、ちょっと外れた下町とか地方に泊るのが好きなので、一泊目は基隆という田舎町、二泊目は台北市内から淡水川という大きな河を渡った先の、新北市三重区の宿をとりました。

一日目は至って穏やかな旅だった

一日目は基隆の先の金山温泉まで足を伸ばして土産物や歩き食いできるスイーツを売る店が軒を連ねている金山老街を冷やかしたり、ものすごい行列ができているお店で肉まんを買い食いしたりした後に、かつては日本総督府の迎賓館だった建物を利用した旧金山総督温泉に浸かったりと、いかにも女子旅らしいコースを巡った後、基隆まで戻って石頭火鍋という韓国の鍋が台湾で独自発展した料理に舌鼓を打ち、さらに夜市にハシゴして牡蠣オムレツや魯肉飯といった地元グルメを食い漁るという、タイでボーイズゴーゴーバーでチンポ丸出しショーを観るような旅に比べれば、至って穏やかな旅でした。旧金山総督温泉は、屋上に裸で入れる女性用露天風呂があり、海底から湧き出しているという泉質は、茶色でぬめりがあってかなりよかったのでオススメです。わざわざ足を運ぶ価値がある。

二日目は、台北に戻ってレディースサウナをキメて、そのまま隣街の新北市にある三重へ。台北中心部は、すき家やらコメダ珈琲店やらユニクロやらがかなりの頻度で目に入り、「ここ、日本なの?」みたいな気分になっていたのですが、淡水川を越えると景色は一遍。途端に栄えてはいるもののどこか荒んだ雰囲気漂う街並みが現れた。三重はネットで検索すると「ディープスポット」「治安が悪い」「名物はヤクザ」といった情報が出てくる街なのですが、なんでわざわざそんな場所に宿をとったかというと、中心部よりは物価が安いので、円がものすごく弱い今、お財布に優しいのと、下町グルメを楽しもうという意向からです。