親子の縁だけではない相続、かたちを伝承させるマイノリティの終活

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 盆ジュール(お盆ならではのご挨拶)!
昔、働いていた会社の先輩に、相続というのは、お金や家をもらうことではなく、相(ものの姿、かたち)が続くことを意味するのだよ、と教えてもらったことがあります。

 現代社会では相続と言うと一般的には、現預金や金融資産、不動産などの相続を浮かべてしまいますよね。
その先輩はそこから自分と同じDNAを持った子や孫がずっと繁栄し続けられるように、ずっとかたちを残していくために、きっちりとした相続対策をしましょうということを切り口に、ガッツリと相続対策商品を売り込んでいました。

 相続といえば私は結婚もしていませんし、女性ともセックスをしないので、子を作れません。
気楽だし、自分勝手な身分だと人に言われます。
家は、家族は、お墓はどうなるのかと親に言われます。

 その度に私は黙ります。
 
 反論や理論武装は頭で出来ていますが、そこで口ごたえしても正しさと正しさの戦いになるからです。 それは意味がないので、ここでも私は笑顔の不服従で切り抜けます。
 
 30代の頃は反論したり、泣いたりもしました。
でも、もうそういうことはヤメにしたのです。
言ってるこの人も論理的な思考はもうできないし、感情論になるとドロ沼だし、多分私よりも先に弱って死ぬだろう。そんな人を言い負かしたところで何になる。
 
 と思うと距離を置いて、笑顔の不服従で切り抜けるのが一番良いと考えるようになったからです。
酷いと言われたら酷いですが、意見を戦わすだけが戦いじゃないのです。

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