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  • 2013.05.30

甘えられない女子の大敵は“時間貧乏性”(2)

甘えられない女子たちを苦しめる原因!?
現代人が抱える“時間貧乏性”の呪縛とは?

 おはようございます! 桃山商事の清田です。
去る5月23日は「キスの日」だったそうですが、みなさんはキス、しましたか?
私はしてません\(^o^)/

 そんなことはさておき……。
前回は甘え下手な女子のタイプを、我々が見聞きしたエピソードを交えながら5つほどご紹介させていただきました。
彼女たちの話を聞いてきて感じたのは、甘え下手の原因を自分に求めすぎているのではないか、ということです。女子たちはちょっと、自分を責めすぎているように感じます。

 しかし桃山商事では、甘え下手は必ずしも自己責任ではないと考えています。
むしろ、これは現代社会が生んだ病理の一種であり、背景に存在する構造的な問題にも目を向けるべきなのではないか。
そんな風に考えています。というわけで、今回はこの仮説について、大して良くもない頭を何とかひねりながら検証してみたいと思います。
よろしくお願いします!

“甘える”とは一体、どのような状態を指すのか?

失恋ホスト 桃山商事 甘え 依存
©by Andalib.

 インテリぶって「構造的な問題」とか難しそうなことを述べてしまいましたが、まず大前提として、“甘える”というのが具体的にどういった状態を指すのか、これがわからないと話は進みません。
そこで、失恋ホストを利用してくれた女子のみなさんに頭を下げてまわり、いろんなご意見を集めてみました。

Q:あなたにとって“甘える”とはどんな状態ですか?


「酔っぱらって話したいときに、遠慮なく電話をかけられる」
「考えがまとまっていない悩みを、グダグダしゃべらせてもらう」
「自分がしんどいとき、素直に助けを求められる」
「終電を逃したときに『迎えに来て』って頼める」
「その人の前で安心して眠ることができる」
「イライラしているときに、イライラした態度が取れる」
「オチも脈絡もない夢の話を聞いてもらう」
「キスして欲しいときに『キスして』って言える」
「すっぴんとかムダ毛とか、隙だらけの自分を見せられる」
「心の邪悪な部分を思いっきり吐露できる」


 さて、いかがでしょう。共感できる意見はありましたか?
このように、ひと口に甘えるといっても、その内容は様々です。
もちろん、恋人や友人含めて過度の甘えは相手との関係を壊しかねないものですが、甘えたいときに甘えられるというのは、基本的に気持ちがよく、また心が救われたりすることだと思います。
甘えは心のデトックスなのかもしれません。

 しかし甘え下手の人は、こういったことがやりたくてもできないわけですよね。
それはやはり、なかなかしんどいことだと思います。
なぜ、甘えることができないのか。彼女たちは口を揃えて「相手に悪いから……」と言います。
だとしたら、何が悪いのか。
よく耳にするのが「だって、忙しいだろうし……」という声です。

忙しいカレシが放った、トラウマ級のひと言

 この「忙しい」という感覚は、案外バカにならないものだと思います。
ものすごく当たり前のことを何の論拠もなく言いますが、現代人って忙しいじゃないですか。
そして、これが現代の“甘えづらさ”の遠因になっているのではないか。

 ひとつ、忘れられないエピソードがあります。
3年ほど前に失恋ホストを利用してくれたトモミさん(仮名)の失恋体験です。
彼女は当時28歳。大学時代の同級生で、交際2年目というカレシがいました。
トモミさんは会社で小さなグループのリーダーになり、通常の業務に加え、人間関係のケアなどもすることになってしまったため、考えることが多すぎて頭の中がぐちゃぐちゃになっていました。
そしてある日、カレシとお泊まりした際、ごちゃ混ぜになった愚痴や悩みを「助けて!」と言わんばかりに吐き出したトモミさん。
そこでカレシが言い放ったひと言が、トラウマ級に強烈でした。

「あのさ、俺も忙しいから、要約してからしゃべってくんない?」

 ……チーン。南無阿弥陀仏。彼女の心は凍てつきました。
パルドン? 我々の脳みそもフリーズしました。
ちょっと待ってくださいよ!
こっちは混乱して要約できないから話を聞いてもらいたいんでしょ?
てか、そういうのって話しながらまとまっていくもんじゃないの?
最初から考えがクリアだったら、そもそもお前に話してないっつーの!!!


 カレシの会社は外資系コンサル。
何をしてるかイマイチわかりませんが、忙しいのは確かだと思います。
でも、この返しはないですよね。
トモミさんが受けたショックは計り知れません。
そして彼女の気持ちは灰のように真っ白になってジ・エンド。
別れを切り出した側にも関わらず、立ち直るまで数カ月もかかったそうです。

現代人を苦しめる「効率ハラスメント」

 根拠もなく言い切りますが、携帯電話とインターネットのせいで、現代人は飛躍的に忙しくなりました。
常時接続の人間関係、SNSでの絶え間ないコミュニケーション、次々と更新されていくネットのコンテンツ、分刻みで調整できるようになったスケジュール管理……。
などなど、できることが増えすぎて、みんなマネージャーつきの芸能人ばりにせわしない日々を送っています。

 携帯電話とインターネットがむやみに行動の選択肢や可能性を広げた結果、何が起きたか。
ご存じの通り、有限である「時間」の価値が高騰してしまいました。
例えば一日をゴロゴロして過ごしてしまったとき、「ガッテム! 何て時間をムダにしてしまったんだ!」と後悔したことはないでしょうか。
あれはつまり、本来いろんなことができたはずの一日を寝て過ごしてしまった結果、手に入るはずだった様々な可能性をみすみすムダにしてしまった、という後悔なのだと思います。

 それで現代人は、「効率! 効率!」「コスパ! コスパ!」とお題目のように唱えるようになり、時間の有効活用やムダの排除ばかり考えるようになってしまいました。
何ごともサクサク進んでいかないとストレスを感じ、「今=○○の時間」というように“タグづけ”されていない時間はすべてムダ。
現代人は壮大な「効率ハラスメント」にさいなまれており、その結果みんな“時間貧乏性”になっているのが現状……のような気がします。

 要するに何が言いたいのかというと、
「みんな忙しいから他人の甘えを受け入れる余裕がなくなっているし、
相手も忙しいはずだと思っちゃうから甘えづらくなっているのではないか」

ということです。最初からそう言えって感じですね!

甘えにつき合うことは、決して時間のムダじゃない!

 じゃあ、どうすればいいのか。残念ながら、答えはわかりません。
またもや白旗宣言ですみません……。
ただ、意識しておくべきポイントはいくつかあると思います。
まず、冒頭にも述べたように、こういった構造な問題があることを知り、甘え下手な自分を責めすぎないことが大切です。
「甘えられないのは時代のせいだ!」と背負いすぎてる自己責任をいったん放棄し、心を軽くすることから始めてみるのはいかがでしょうか。

 それに、「実際、人はそんなに忙しいのか?」という疑問もあります。
忙しいというのは何となくのイメージであって、実際のところはどうなんだろう、という疑いです。
そこで、「相手も忙しいだろうし、甘えちゃ悪いよね……」と自分にブレーキをかけそうになったら、
「いや、待てよ。ゴロゴロしながらパズドラやってるだけかもしれないな」

と考えてみるのはいかがでしょう。
少しは甘えやすくなるかもしれません。
事実、私もかつてつき合っていたカノジョからの電話に「ちょっと立て込んでるから後で折り返す」と言ってしまったことがありますが、そのときやっていたのはウイニングイレブンでした。
だからフラれたんですね!

 忙しさを計る尺度なんてないわけで、人の忙しさは原理的に比べられません。
時間の有効利用はとても大切なことですが、それにとらわれすぎると、ペースを乱されることを嫌うだけの心の狭い人間になりかねません。
それに、自分のためにばかり時間を使ってる人って、何かつまらないですよね!

 誰かの甘えにつき合うことは決して時間のムダなんかじゃなく、パズドラよりもウイニングイレブンよりもおもしろい可能性だってあります。
だって、いきなり電話かかってくるなんて、相手から信頼されてる証拠ですからね。

それを喜べるくらいの余裕は常に持っておきたいものです。
みんな忙しいのは当たり前。そんな時代を乗り切るためにも、恋人同士、友人同士、甘えを許容しながら支え合っていけたらいいですね!

Text/清田隆之(桃山商事)

第1回失恋ホスト・桃山商事が教える! 甘え下手の女子を甘えさせる極意とは?も合わせてどうぞ!

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