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  • 2014.05.30

ASUKA時代のディルド!?ラブグッズの歴史は奥深い/R=ラブグッズの歴史


 前回の「Q=quality of SEX(セックスの質を上げる方法)」も合わせてどうぞ。

 あなたのセックスをもっと楽しくする「ラブライフのAtoZ 2nd stage」。
今回のテーマは、「R=歴史(女性のセクシャリティとラブグッズの歴史)」です。

ラブグッズの歴史を紹介します!

OLIVIA ラブライフ A to Z
PlugAndPlayStudio


 筆者がラブライフアドバイザーを目指すきっかけになったのは、大学時代の卒業論文。
今から十数年前に「女性のマスターベーション」をテーマに調査・研究を行い、論文を執筆しました。

 大学4年間の集大成でもある卒業論文を「女子オナニー」にしたことは、当時ではセンセーショナルだったので、新聞社からの取材の申し込みもあり、全国紙に私の研究活動が紹介されたことがありました。
当時から10年経っても、「日本人女性の性生活をごきげんにする!」という姿勢は全くブレていないのは自分でも誇らしいと思います。

 そもそも「女子オナニー」をテーマに選んだのは、“女性の性が古今東西でどのように扱われてきたのか?”を知りたかったから。
セックスではなく、女性が自分を満たすために行うセクシャルな行為だからこそ、女性の欲望だけにフォーカスできると思ったからです。

 研究していく中で興味深かったのが、ラブグッズの歴史!
ラブグッズの歴史を紐解くと、女性のセクシャリティとそれを取り巻く世情が浮かび上がってきます。

 4月14日に開催されたトークイベント「“Visions of the Pleasure Products” ~ラブグッズの展望~」で紹介した「3分でわかる!OLIVIAのラブグッズの歴史講座」が好評だったため、その時のスライドショーを元に、ラブグッズの歴史をご紹介します!

日本でのラブグッズの歴史の古くは飛鳥時代から

OLIVIA ラブライフ A to Z
『ヒステリア』/販売元:アミューズソフトエンタテインメント


 電動式のバイブレーターが発売されたのは19世紀のイギリス。
なんと!当時は、女性の「ヒステリー」を治療するために病院でバイブレーターが使われていたのです。
2013年公開の映画『ヒステリア』では、ハートウォーミングなストーリーで当時の様子が紹介されています。

 日本でのラブグッズの歴史は、文献によると、飛鳥時代(7世紀初頭)までさかのぼります。
遣唐使が持ち帰った献上品に青銅製の張形(ディルド)があったそう。
しかし、その形状は生々しいものではなく、ただの棒にしか見えません。
一見ただの棒にも関わらず、ただちにディルドだと分かってしまった当時の人たちの視点はエロいですね(笑)。

 奈良時代には、水牛の角で出来た張形(はりがた)が登場しますが、セックスやオナニー用ではなく、儀礼や呪術などの祭事目的での装飾品として使用されていたようです。
日本には、子授け、五穀豊穣を願って男根を崇拝する風習がありますので、そのための道具だったようです。

 江戸時代(1626年)には、両国薬研掘に『四ツ目屋』という性具秘薬の専門店がOPEN。
今でいう、アダルトグッズショップの日本第一号店です。

戦争後の日本のラブグッズの飛躍


 そこから、戦争を経て、一気に飛びます。
1950年代『ニューハニーペット』という名の日本初の電動バイブレーターが販売されます。
ローターを細長くしたような万年筆タイプでセルロイド製でした。

 1960年代(昭和41年)先端が電動で、くねるバイブ『踊るアラビア人形』が販売されます。
製造が間に合わないほど売れに売れ、電動こけしブームのきっかけになりました。
アラビアの少女の人形にしたのは、あくまでも愛玩用人形だと主張して規制を逃れるための苦肉の策だったそうです。

映画『TED』にも登場の世界初の二股バイブ『熊ん子』

OLIVIA ラブライフ A to Z
『熊ん子』


 1970年代、世界初の二股バイブ『熊ん子』が登場!
現在、販売されているバイブに近い形状です。

 2013年公開のエッチな熊さんが最高にかわいい映画『TED』の中で「俺を熊ん子と呼んでくれ」というセリフが登場します。
私は、映画館で大爆笑だったのですが、まわりの席の人は誰もこの面白さに気づいておりませんでした。ちなみに翻訳は町山智浩さん。

おさんぽ羞恥プレイアイテムの出現

OLIVIA ラブライフ A to Z
『飛びっ子』/SOLEIL(ソレイユ)


 1990年代、屋外プレイ用リモコン式ローター『飛びっ子』が販売されます。
おさんぽ羞恥プレイアイテムの代表格。

 2013年公開の映画「私の奴隷になりなさい」では、壇蜜さんが劇中で『飛びっ子』を使用しているシーンがあります。

 同時期に、HITACHIから魔法の杖という名の『電気マッサージ器』が販売されますが、本来の使用用途から外れ、AVでよく見かける『電マ』として認知されていきます。

ペニス型ではないバイブの登場


 また同時期に、日本の女性向けラブグッズショップの老舗「LOVE PIECE CLUB」さんで、女性達によりデザインされたペニス型じゃないバイブ『Pラビア』『スワン』が登場。

 現在では、デザイン性の高いラグジュアリーバイブが世界各国で作られていきます。
ラブグッズは、病気の治療、祭事目的で使用されていた時期を経て、私たち女性に悦びを与える便利アイテムとして発展を遂げました。
ラブグッズの進化を眺めながら、女性のセクシャリティがより健康的でごきげんなものに進化していくことを願っています。

 次回のテーマは「S=早漏男子とのセックスの心得」をご紹介します。
毎週金曜日更新です。

Text/OLIVIA

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ライタープロフィール

OLIVIA(オリビア)
1980年生まれ。ラブライフアドバイザー。

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