日本でのラブグッズの歴史の古くは飛鳥時代から

OLIVIA ラブライフ A to Z 『ヒステリア』/販売元:アミューズソフトエンタテインメント

 電動式のバイブレーターが発売されたのは19世紀のイギリス。
なんと!当時は、女性の「ヒステリー」を治療するために病院でバイブレーターが使われていたのです。
2013年公開の映画『ヒステリア』では、ハートウォーミングなストーリーで当時の様子が紹介されています。

 日本でのラブグッズの歴史は、文献によると、飛鳥時代(7世紀初頭)までさかのぼります。
遣唐使が持ち帰った献上品に青銅製の張形(ディルド)があったそう。
しかし、その形状は生々しいものではなく、ただの棒にしか見えません。
一見ただの棒にも関わらず、ただちにディルドだと分かってしまった当時の人たちの視点はエロいですね(笑)。

 奈良時代には、水牛の角で出来た張形(はりがた)が登場しますが、セックスやオナニー用ではなく、儀礼や呪術などの祭事目的での装飾品として使用されていたようです。
日本には、子授け、五穀豊穣を願って男根を崇拝する風習がありますので、そのための道具だったようです。

 江戸時代(1626年)には、両国薬研掘に『四ツ目屋』という性具秘薬の専門店がOPEN。
今でいう、アダルトグッズショップの日本第一号店です。