女医が教える!マスターベーションの心得

第30回 聞くに聞けない女性のマスターベーションのこと

松村圭子先生 子宮内膜症 Kr. B.

 前回の「“精液を飲むと肌にいい”はウソ?学校で教えてくれない精液の話」も合わせてどうぞ。

 雑誌で女性用のマスターベーショングッズが紹介されていたり、「ひとりH」という言葉が一般的になったりと、女性のマスターベーションが寛容になってきたように思います。

 女性が主体的に快感を求め、積極的になったことは喜ばしいこと。
ただし、女性がマスターベーションをする際に気をつけたほうがいいことがあります。
今回はそんなマスターベーションについてお話しましょう。

快感のポイントを見つける

 マスターベーションをするときは、清潔第一
手はよく洗い、爪は短く切っておいてね。ネイルアートで爪が長い人は、陰部の皮膚や粘膜を傷つけないように、指先にコンドームをつけておくといいでしょう(ただし、挿入はやめること)。

 まずは、耳、首すじ、バスト、ヒップ、内ももなど、全身をやさしく撫でて、快感を引き寄せます。敏感な乳首を触ってもOK。
体が火照り、少しずつ感じてきたら、陰部に指先を移動し、大陰唇、小陰唇、クリトリスを刺激してみて。
直接陰部を触るのに抵抗があるなら、下着の上からでもかまいません。円を描いたり、縦横になでたりして、気持よさに身をゆだねましょう。
快感の波が高まってきたら、最も感じやすいクリトリスをやさしく刺激してみて。