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  • 2013.12.26

女医が教える!マスターベーションの心得

第30回 聞くに聞けない女性のマスターベーションのこと

松村圭子先生 子宮内膜症
Kr. B.


 前回の「“精液を飲むと肌にいい”はウソ?学校で教えてくれない精液の話」も合わせてどうぞ。

 雑誌で女性用のマスターベーショングッズが紹介されていたり、「ひとりH」という言葉が一般的になったりと、女性のマスターベーションが寛容になってきたように思います。

 女性が主体的に快感を求め、積極的になったことは喜ばしいこと。
ただし、女性がマスターベーションをする際に気をつけたほうがいいことがあります。
今回はそんなマスターベーションについてお話しましょう。

快感のポイントを見つける


 マスターベーションをするときは、清潔第一
手はよく洗い、爪は短く切っておいてね。ネイルアートで爪が長い人は、陰部の皮膚や粘膜を傷つけないように、指先にコンドームをつけておくといいでしょう(ただし、挿入はやめること)。

 まずは、耳、首すじ、バスト、ヒップ、内ももなど、全身をやさしく撫でて、快感を引き寄せます。敏感な乳首を触ってもOK。
体が火照り、少しずつ感じてきたら、陰部に指先を移動し、大陰唇、小陰唇、クリトリスを刺激してみて。
直接陰部を触るのに抵抗があるなら、下着の上からでもかまいません。円を描いたり、縦横になでたりして、気持よさに身をゆだねましょう。
快感の波が高まってきたら、最も感じやすいクリトリスをやさしく刺激してみて。

アダルトグッズを使ってみる


 マスターベーション用に、ローターやバイブなどのアダルトグッズを揃えてみるのも手。

「アダルトグッズで刺激していると、セックスのとき物足りなくて、オーガズムに達することができなくなるんじゃない?」と心配する人もいるけど、刺激に慣れてオーガズムに達しないということはないので安心して。
快感スポットを開発していけば、何度でもオーガズムを感じやすい体にもなれます。

 時々、男性の中にマスターベーションが原因で、いざ実践っていう時に射精できなくなってしまった…という人もいますが、それは床や布団にペニスを押し付けるなど、間違えた方法でマスターベーションを行っているのが原因。
男性の場合、強過ぎる刺激を与えていると、女性とは違い、その刺激に慣れ、実践の時に女性の腟圧では物足りなくなって射精しにくくなりますよ。

 さて、アダルトグッズを選ぶ際の注意を教えるわね。
アダルトグッズは人体、特に粘膜に接触し、腟に挿入するものもあることから、薬事法上医療機器に分類され、製造・販売には薬事法上の許認可が必要になってきます。
また、本来は生体への安全性などの確認も必要とされるものだけど、実際には許認可を得ていない業者が、医療器具としてではなく「玩具」などとして販売していることも多く、粗悪品もあるから注意が必要よ。

 ネットショッピングする際は、信頼のあるアダルトショップから購入するのがおすすめ。
セックスがマンネリ化してイマイチ燃えないという時にも、アダルトグッズは役に立つから、彼と一緒に選んでみてもいいかも。

 製品スペックで気にしてほしいのは、防水加工ね。
完全防水加工ならバスルームでも使えるし、洗えば清潔を保てるからね。
防水加工がしてあるものでも挿入して使う場合は、コンドームを被せて使用すると、さらに衛生的です。

 そして、素材はエラストマーがおすすめ。
このエラストマーとは医療素材にも使われている柔らかくて伸びやすいゴムのような素材。肌への刺激が少なく、デリケートな部分に使用するのに適しているわね。

もし、アダルトグッズを使っている最中にコードや本体が熱くなるなどの不具合を感じたら、直ちに使用をやめてくださいね。

マスターベーションの際の禁止事項


 マスターベーションをやってはいけない時期は特にないけど、月経中はデリケートだから挿入はやめておくべき。
また、ナスやキュウリなどの食べ物を入れる人がいると聞きますが、笑い事ではなく、中で折れたりすると大変危険だから、これはやめてね。
今は、ネットショップでお手軽にアダルトグッズが購入できるようになったのだから、きちんとした専門グッズを使うべきよ。

 マスターベーションで最も感じやすい時期は、月経後。 この時期は体調がよく、リラックスして行えます。
また、月経直前は相対的に男性ホルモンの働きが強まり、性欲が高まることも。
特に感じやすい期間ではないけれど、性欲を発散させるためにしてもいいですね。

 それともうひとつ、マスターベーションの効用について話しますね。
「マスターベーションばかりしているとバカになる!」なんていうのは、一昔前の迷信。
マスターベーションで気持ち良くなれば、ストレスが解消され、自律神経のバランスが整うなど、いいこともいっぱいあります。それに、自分の性器に興味を持つことにもつながるから、悪いことではないはず。

 自分でどこが感じるか快感スポットを押さえておき、セックスの時に彼の指をさり気なく誘導するなんていうのもOK。
「自分がどうして欲しいか」を上手く伝えられれば、もっと気持ちいいセックスになるし、パートナーとの関係も濃密になるはずよ。

 次回は、コンドームなどの正しい避妊方法についてお届けします。

監修/松村圭子先生
Text/平川恵

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ライタープロフィール

松村圭子
婦人科専門医。広島大学医学部卒業。成城松村クリニック院長。

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