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  • 2013.03.28

恋愛下手でも本命になれる?(後編) 自分が最大にモテる場所探し

どうして恋愛不器用な私が本命になれたのか?

 前回に続いて、どうして恋愛不器用な私が、本命の人になれたのかを考えてみました。

1.外見がタイプではなかった

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 私の好きなタイプは痩せ型メガネの文化系男子です。
好きなタイプの男性を目の前にすると、どうしていいかわからなくなってしまうのですが、婚活中は焦りに背中を押されて、タイプの男性を見つけてはご飯に誘っていました。

 すると相手から2回目の打診がない。

 なので待ちきれず、何かしら用件を見つけてメールを送りつけていました。今振り返ると私自身もかなり無理をしていたし、相手にとってもウザかったでしょうね。

 一方、旦那さんは、タイプの男性像とはかけ離れている外見だったので、彼を男性として意識せずコミュニケーションをスタートしました。
パリで出会った彼は、外国で出会った外国人の一人。
日本人でないからこそ、なるべく多くのことをはっきりと伝えること、そしてまっすぐに素直な自分をぶつけて話すことを意識しました。
これは私が外国人と話をするときにいつも大事だと思っていることなのですが、こうすることで「私は危ない人間じゃないですよ」と自分をさらけ出し、相手にも警戒心を持たせず私と同様にさらけ出してもらうことが狙いです。
そうすることで相手が危険な人かそうでないかを判断しています
(日本を一歩出ると、危ない人が多いですからね)。

 こんな風に素の自分をさらけだしさえすれば、外国人だけでなく、日本人だろうが、タイプの男性だろうが、ちゃんとしたコミュニケーションできるはずなんです。

 でも、私はそれが日本ではできませんでした。
それは、妙に人の目や空気を(気にしないようにしても)気にしてしまったり、自分が作り上げた(特にウジウジ男子に対して)説教してしまう姉御キャラのようなものを作りあげてしまい、そのキャラクターから降りて素直になることができなかったからなんです。

 いま考えれば、私のことを気にかけてくれた男性もいたことはいたのですが、そんな貴重な彼のことを「いや、まさか私のことを好きなわけがない」なんて、ひねくれて、受け入れる隙間さえありませんでした。
素直になりさえすれば世界で婚活なんてしなくてもよかったのに…。
でも、素直になるって本当に難しい…。

2.彼と結婚を前提に考えて交際していなかった

 忙しさ、孤独、将来の不安などいろんな要素に切羽詰り「結婚しさえすれば幸せになれる」と本気で考えていた私は、世界婚活動プロジェクトを一人でスタートさせてヨーロッパを周ることになります。
そしてパリを訪れた際に目撃した、恋に奔放に生きるパリジャンたちの姿に打ちのめされました。

 現地の人たちに話を聞いていくと、結婚に変わる事実婚制度があること、結婚しなくても子供が普通にいたりすること等々、恋愛至上主義のこの地で私も奔放な恋がしたいと思いました。
それと同時に、恋とは「お相手の仕事や年収など、結婚に見合う条件を照らし合わせてするものではなく、感覚的に落ちるもの」
それをすっかり忘れていたことに気付いたのです。

 それからは「よし、好きかどうかの感覚だけで相手を選ぼう」と決めて、すぐに今の旦那さんと交際をスタートしました
(フランスでは、夜の食事に誘う=気があるという構図がすでにあるので、日本よりスタートするのが簡単で話が早い)。

 こうして自分の婚活武装をすべて解除し、相手を見る際のスカウター(『ドラゴンボール』に出てくる敵の戦闘力を計測する色眼鏡)も捨て去り、素っ裸になったらすぐに恋に落ちることができたのです。
実際、出会った当初の彼は失業者。私が日本にいた時には絶対に選ばない条件の男性です。
彼との交際は「恋の練習をさせてもらう」くらいの気軽な気持ちのものだったので、結婚なんて全く考えていませんでした。
ところが、彼と話を続けると「もっとこの人と話をしたい」「もっと一緒にいたい」と、強く感じたのでした。

3.追いかけてばかりいたウザイ女でなくなった

「パリで思う存分恋をする」と覚悟して日本から来たわけですから、相手は彼だけでなくこれから盛りだくさん! くらいの勢い(気持ちだけで実際は不可能でしたが)でいました。
だからこそお付き合いを始めた彼は、「この女、引き止めておかないと逃げてしまう」と思わせてしまったようで、自然と彼は私を追いかけるという構図になってしまったのです。

 パリジャン、パリジェンヌたちの恋を傍から見ていて感じたことなのですが、とにかく女が強くて男が優しすぎるということ。そして、彼女らの要求にどれだけ男性側が応えられるかが試されている節があります。それくらい恋の主導権は女性にあることが多いようなのです。
「男に追いかけられてこそ幸せになれる」と、あるマダムから聞いたこともあります。やはり、凸は凹を追い求める、これはほぼ絶対法則なのかもしれません

実際に、人生初めて追われる経験をしてようやく自分が満たされる思いです。

4.これまでにない愛情を注いでもらっている

 私はいつも追いかける側で「もっと! もっと!」と彼氏にもウザがられる女でした。

 でも、なぜ今の旦那さんに愛情を注いでもらえるのか?

 それはフランス人ならではの愛情表現の豊かさ、というのも一つの理由ですが、最大の理由は「私が彼に(だけ)最大にモテているからなのでは?」と思うのです。

さんざん日本でモテなかった私が! です。(声を大にして!)

日本で婚活に苦しんでいた頃、実態のない「モテ」に自分を当てはめられずて辛く、愛に飢えて自虐的になっては、人の幸せを恨めしく思っていました。 悩んで悩んで、終いには世界で婚活の旅をして、ようやく旦那さんと出会って結婚した今だから言えることですが、
「どうやったらモテる女、どうやったら本命選ばれる女になるか?」を考えるよりも、自分が素直になれる相手、場所、そして最大にモテる相手を身の回りでも、日本中でも、世界中でも探したほうが手っ取り早い!

 無理して自分を変えようったって、無理があるんです。
もう自虐的になるのも、ひねくれるのも、人の幸せを恨んだり、人の不幸を面白がるより何より素直になれる方法を考えましょう。
そして、幸せになりましょうよ。


Text/中村綾花

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プロフィール
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中村綾花

ラブジャーナリスト/ライター。
1980 年福岡県生まれ。県立長崎シーボルト大学(現・長崎県立大学シーボルト校)国際情報学部情報メディア学科卒。
テレビ番組制作会社でAD として勤務するも仕事に疲れ果て、ニューヨークに1年間逃亡&遊学。帰国後は20 ~ 30 代サラリーマン向けフリーペーパー& ウェブサイト『R25』(リクルート)で執筆や編集を務める傍ら、男女がもっと分かり合える場を作る「男の子の会」を主宰しNHK ニュースで全国放送される。しかし、そこに映る自分の姿に絶句し、2010 年に「世界婚活」プロジェクトを立ち上げ、世界各国の恋愛・結婚事情を取材して回りながら婚活も行うラブジャーナリストとして活動開始。
2012 年、世界婚活中に出会ったフランス人と結婚し、現在はパリにてLOVEを調査中。日仏カップルや、現地のフランス人・日本人にインタビューをする日々。
website:[世界婚活]
twitter:@ayakahan

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ライタープロフィール

中村綾花
ラブジャーナリスト/ライター。

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