まだある! おまけのフラれエピソード大放出

 おまけとして、読者のみなさんから寄せられたフラれエピソードの中から、テーマにうまくはまらなくて取り上げることができなかったものを、せっかくなので紹介しておきましょう。

 私はバツイチ子持ちなのですが、以前、私に子供がいることを知っていてアプローチしてきてくれた人がいました。
最初は半信半疑でしたが、徐々に仲良くなって私も好きになりかけていたある日、「え、離婚してるの!?」と言われて逃げるようにフラれました。
聞けば、なんと彼も妻子持ち。最初にバツイチと伝えていたはずなのですが、どうやら私のことを「不倫願望のある人妻」だと勘違いしていたらしく、お互い割り切って「ダブル不倫」できる相手を探していたみたいなんです。
相手の腐った魂胆を見抜けなかった怒りと悔しさで、しばらく凹みました…。

 新しいパートナーが見つかるかも……と期待した、投稿者さんの失望を想像すると胸が痛みます。
さっさとフラれてむしろ良かった、と前向きに考えてくださいね。
その男は、野犬にでも噛まれてチンコがもげればいいでしょう。

 私の友人は、好きな人ができると、アプローチもしてないのに彼と付き合ったときのことや、結婚して披露宴をしているようすまで、勝手に妄想を膨らませてしまうそうです。
気持ちの上ではすっかり付き合っている気でいるので、実際には脈がなかったりすると、一方的にフラれた気になって失恋しています。見ていてかわいそうです。

 実際にフラれるだけがフラれ方じゃない! ということでしょうか。
禅問答みたいで意味がわからなくなってきました。

 何度も告白してはフラれ続けていた人を、クリスマスイブに地元から40キロ離れた町まで追いかけるというストーカーまがいの行動に出ました。
最後は氷点下の寒空の下、「これ以上近寄ったらホントに嫌いになる!」と言い放たれて、すごすご帰ったのがいい思い出です……。

 40キロ追いかけるっていう状況が浮かびません! えーと……カーチェイス?
「近寄らないでくれ」とまで言われるのは、いっそ気持ちのいいフラれ方のような気がします。

 私の友人は、5年間付き合って同棲までしていた彼氏にある日突然フラれたのですが、1年経った今でもその現実を受け入れられていないようで、周囲にはまだ別れたことを黙っているみたいです。
その彼が、実は私と付き合っていることは、絶対に友人には言えません……。

 ヒーーーーーッ!! こんな恐ろしいタレコミをされないためにも、まずはフラれた事実をありのままに受け入れることが大切ですね(笑)。

 どうかみなさんの失恋が、前向きに成仏することを願っています!

Text/ 福田フクスケ