チンポは握らず、恋愛の主導権を握る

 すぐにセックスしないためには、さてどうしたらいいのでしょうか? あえてムダ毛の処理をしないとか、黄ばんだパンツを穿いていくとか、会う直前にニンニク料理を食べ口臭を発生させるとか、巷には様々なテクが存在します。それなりに使える手法ですが、長い目で見ると一時凌ぎでしかありません。それよか、セックスという行為そのものを嫌いになったほうが手っ取り早いんじゃないかな。

 そういえば、筆者周辺の恋愛上手な婦女子たちは、皆セックスが嫌いと口を揃えます。彼女たちは決してカマトトぶっているわけではなく、ガチでセックスという行為が好きじゃないのです。恋人関係になればカノジョとしての役割として応じるけれども、できることならセックスしない恋人関係が望ましいと。だからこそ、すぐにセックスすることはありえず、その結果として常に恋愛の主導権を握ることができているわけ。チンポは握らず、恋愛の主導権を握る……名人芸としか言いようがありません。AMに集う婦女子は、チンポは握るけれども、恋愛の主導権は握れていないですからね。

 でも、それは仕方ない! セックスが大好きなのですから。そりゃ、元からセックス嫌いの初期設定が組み込まれていれば、どんなにラクだったことでしょう。しかし初期設定の時点でセックスが大好きなのですから、すぐセックスしたくなるのは自然の摂理! 

 すぐセックスしたくなる、セックスが大好きな婦女子がセックス嫌いになる方法はたった1つです。飽きるほどセックスする……このひと言に尽きるでしょう。

 飽きると、しばらくはノーサンキューとなります。私事で恐縮ですが、筆者の好物は蕎麦です。そして筆者の郷里・盛岡市には「わんこそば」という郷土料理がございます。フードファイトと呼んだほうが相応しいかもしれません。いくら蕎麦好きの筆者でも、何十杯もの蕎麦を食べた直後は、「しばらく食べたくない」って気分になるのです。

 セックスも然り。残業があろうとも、翌朝に大事な会議を控えていようとも、休日出勤があろうとも、週7で集中的にセックスすれば、どれだけセックス好きな婦女子でも飽きるはず。そうやって、しばらくはノーサンキュー体制になれば、すぐセックスしちゃうこともなくなるでしょう。すぐセックスすることがなくなれば、セックスすることで好きになっちゃう現象も制御可能なのだと思います。

次回は<私はセフレなの?都合のいい相手なの?嫌でもわかる3つの質問>です。
本命に上がれないのは、自分自身がセフレか都合のいい女なのか自覚できていないから?自分がどっちなのか判断する質問項目3つを作ってくれた菊池さん。心して読んでくださいね…!