シゲシゲと見ない理由

 その理由は、美容皮膚科やエステティックサロン、ブラジリアンワックスの浸透が影響しているように見受けられます。ひと昔前は、VIO脱毛のお値段が今よりうんと高かったため、美容皮膚科やエステ、ワックスサロンで脱毛する女性はごく少数でした。

 だからと言って、ひと昔前の女性たちがボーボーの生え放題にしていたってわけではないですよ。ツィザー(毛抜き)やカミソリ、もしくは美容家電コーナーで売られているようなトリマーをフル活用し、処理に励む時代でした。

 ツィザーやカミソリやトリマーで自己処理する場合は、鏡の前でM字開脚する必要があります。V部分は鏡ナシでも処理可能ですが、I部分やO部分となると鏡の存在は欠かせません。特にO部分ともなると、M字開脚どころか、各々だいぶアクロバティックな体勢で処理していたことでしょう。

 その都度、視界に飛び込んでくるMyマンコを見て、思うところがあったはずです。「マンコってグロいよなぁ」とか「こんなグロいマンコをクンニしてくださる男性の存在ってありがたいよなぁ」とか「そのぶんフェラチオも魂込めて行なわねば!」とか。そう、Myマンコをシゲシゲ見るという行為には、セックスに対して気が引き締まるというメリットがあるんです。

 セックスに関してだけではございません。恋愛で悩みセンチメンタルモードに突入しているときは、パンツを脱いで鏡の前でM字開脚し、Myマンコをシゲシゲと見ることを推奨します。「私ったら、こんなグロテスクな股をしておきながら『寂しいぉ』だの『会いたいぉ』だのブリッコしちゃって!」と、自分にツッコミを入れたくなりますよ。

 美容皮膚科やエステ、ワックスサロンの企業努力によって、VIO脱毛のお値段がリーズナブルになったのは素晴らしいことです。しかしそのぶん、Myマンコをシゲシゲと見る女性が激減したのは嘆かわしいこと。セックスに対して気を引き締め、恋愛でのセンチメンタルモードを脱するためにも、定期的にMyマンコをシゲシゲ見ましょう!

Text/菊池美佳子

次回は <セックスに集中できない!女子会でもタブー視されてるアレの話>です。
就活や婚活、それから妊活、涙活、朝活、終活etc…世に溢れている「〇〇活」ですが、セックスを楽しむうえで厄介な存在であり、かつ女子会でもタブー視されているものがあります。そう、それは「腸活」が必要なアレです!