重量感はセックスの醍醐味

 デブ……もといポチャメンとのセックスでなくとも、正常位でのセックスってある程度「相手の重み」を感じますよね。あの重圧感が、セックスにおける醍醐味の1つであると、筆者は考えます。小柄な女性の場合は特に、強い負荷を感じていることでしょう。あの圧迫感には、「ああ、いま私はセックスしているのだ」という、なんともいえない心地良さがあるように思います。

 セックスに対してエンジンがかからない女性は、掛け布団をズッシリ重量タイプに買い替えると、ヤル気が湧いてくるかもしれませんよ……と書きたいところですが! 先にも述べた通り、最近の布団は軽量タイプばかり。

 逆から考えると、布団の軽量化によって、現代人のセックス離れが加速化したとも言えるでしょう。ズッシリ重量時代は、床に就くたび、睡眠の心地良さから「重量感って心地良い」「重量感といえばセックス」と、ムラムラに繋がっていく連想ができていたのかもしれません。

 もちろん、企業努力による布団軽量化の技術進化は素晴らしいことです。いまさら、ズッシリ重量タイプの布団も再販売してくれと言うのは、布団業界にとっては無理難題かと想定されます。そう考えると、布団の重量感からムラムラ気分を得るやり方は、もはや時代遅れということなのでしょう。そのぶん、アダルト動画や大人のおもちゃなど、ムラムラに直結したアイテムが充実していきているのですから、それはそれで良い時代なのかもしれませんね。昭和熟女としては、少し寂しい気もしますが……。

Text/菊池美佳子

次回は <夜遊びができなくなる前に!第一線を退いた熟女からの警告>です。
若い頃は何をするにももっと体力があったのに…と嘆く熟女たち。フットワークが軽くて、いつまでも起きていられたあの頃…今回は菊池さんが「一晩で男をひっかける夜遊びの仕方」について伝授!若いうちに、もりもり遊ばなくては!