現代人のセックス離れの原因は布団の軽量化!?重量感がムラムラのカギ

離婚しない既婚カレの気持ちがわかる

部屋着で分厚い布団にくるまる女性のサムネイル画像 Tirachard Kumtanom

 私事で恐縮ですが、このたび掛け布団を買い替えることになりまして。「このたび」というよりも、けっこう前から「くたびれてきた感」が満載だったので、はよ買い替えなければと思いつつ、ずっと先延ばしにしてきたんですけどね。

 布団の買い換えって、けっこう面倒じゃないですか。ただ買えば良いわけでなく、古い布団を処分しなければなりません。古い布団は、そのままゴミ捨て場に置いてくるわけにもいかないのが現代日本! 自治体の「粗大ゴミ受付センター」に申し込みを入れ、併せてコンビニへ行き粗大ゴミに貼る処理シールを購入する必要があるわけで。

 この程度の工程を「面倒」などと言っていたら、どれだけズボラなのだとお叱りを受けそうですが、気分はまるで離婚・再婚を企てている既婚者の気分です。再婚したい相手はいるけれども、現パートナーと離婚するのがぶっちゃけ面倒くさい……。いっそのこと、このままでも良いのではないだろうか……。「婚外恋愛中の既婚カレが、なかなか奥さんと別れてくれないッ!」って女性は、布団を粗大ゴミに出してみると、なかなか離婚しない既婚カレの気持ちが、なんとなくわかるかもしれませんよ。

 面倒という理由で、何ヶ月も先送りにし続けてきた布団買い換えを、いよいよ決行するときがきました。というか、買い替えざるをえなくなったわけです。賭け布団の上に、お手製のインドカレーを豪快にこぼしまして。筆者宅は1Kなので、ゴハンを食べる空間と、おねんねする空間が一緒。そのため、こういった事故が起きる危険性も大いにありえるのです。

 むろん、綺麗に洗濯し再利用する選択肢もありましたが、ちょうど布団を買い替えようとしていたところだったので、潔く処分することにしました。古い布団処理の段取りさえ決まれば、あとは通販サイトで新しい布団を物色するというお楽しみが待っています。

 ここで壁にぶち当たりました。どの布団屋を覗いても、「軽くてフワフワ」「まるで空気のように軽い」など、軽さに特化した布団ばかり! 筆者が求めているのは、昭和の鄙びた旅館で出てくるような、ズッシリとした重量感ある掛け布団なのです。だのに、どれだけ検索しても「どっしり重い」「まるでデブとセックスしているかのように重い」というキャッチコピーには行き当たらないのです。