「挿入」のタイミングは、濡れているからいいとは限らない
Q 彼女が濡れているかどうかを、インサートするタイミングの目安にしています。
A 〝「濡れる」=「感じる」とは限らない!!「汗っかき」と同じように、濡れやすいか否かは、単なる体質です〟
(アダム徳永/セックス・セラピスト『今まで語られなかったスローセックスの神髄』より)
つきあいが長くて、セックスのときも息の合ったカップルならともかく、一般的に男性は、挿入のタイミングの見極めに苦労しているはず。「濡れ」をOKサインと考える男性も多いでしょう。
しかし、アダム徳永氏によれば、それは「女性のカラダの仕組みを全然わかっていません」とのこと。膣が濡れるのは、女性にとって条件反射的な生理現象であり、決して挿入準備が整った合図ではないようです。
頼りにしてきた「濡れ」があてにならないとすると……これから何を目安にすればいいのでしょう?
答えはシンプル。実は女性が「入れて」と言ってきたときこそが、OKサイン、とアダム氏の著書にはあります。
もし女性が「そんなこと、とても言えない」というくらいシャイな性格なら、男性のほうから「もう入れても大丈夫?」と尋ねるのもありかもしれません。でもそのときは、あまりせっぱつまった感じにならないように気をつけて。男性に「入れていい?」と聞かれて、NOと言える女性はまずいません。
本来、一番いいのは、質問形式で女性に答えさせるのではなく、女性の反応を注意深く観察して、女性の気持ちを汲み取ってあげること。
彼女の表情、呼吸のスピード、発汗量の変化、体温の上昇、下腹部の痙攣など、ヒントはあちこちにちりばめられています。