付き合うなら、価値観は重要

 なぜ無理なのか、そのときは自分でも理由がはっきりしませんでした。
ハイスペックワインで二日酔いだったかもしれませんね。

「付き合うとか絶対に無理!」な相手と、粗末なラブホにとどまっている現状に耐え切れず、全日本もう帰りたい協会に入会したくなるほどの衝動に教われた筆者!
しかし、勝手に帰るのも失礼かなぁと、無駄に礼儀を重んじ、結局彼が目覚めるまで、待つことにしました。

 チェックアウト後、ラブホテルから上野駅まで、手を繋いで歩く道のりの苦痛だったことと言ったら!
帰りの電車が別だったので、ひとり山手線に乗り込んだ瞬間、昨晩交換したLINEはソッコーでブロックしましたけどね。

 山手線に揺られながら、「彼の何がアウトだったのだろう?」と、振り返りました。
そして、彼のヨレヨレパンツが原因だったのだと、結論づけました。

 彼よりも先に目を覚まし、パンツ一丁で爆睡している彼をまじまじと見つめた際、あまりにもくたびれたパンツに、なんともいえない嫌悪感が湧いたのです。
筆者は何も、カルバンクラ○ンだとか、ラルフロー○ンなどのブランド物パンツじゃなきゃイヤッなどと思っているわけではございません。
ユニ○ロのパンツでも充分ですよ。
でもね、「いったい何年穿いているんだ?」ってツッコミたくなるくらいヨレヨレのパンツはご勘弁!
もちろん、大事に長く使うという考え方もあるでしょう。
しかし、冒頭で述べた通り、下着にこだわりを持つ筆者とは、価値観が合わないなとジャッジした次第です。

 この件で得た学びは、オトコにとってもオンナにとってもパンツって大事なのだな、ということ。
自分のパンツを甘やかさない姿勢と同じくらい、相手男性のパンツも甘やかしてはならないなぁと、しみじみ思ったのでした。

Text/菊池美佳子

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