デートの最中に政治の話をしてはいけない?

LGBTのためのコミュニティサイト「2CHOPO」の記事をAMでご紹介させて頂けることになりました!
今回は、キャシーさんの「セックス・アンド・ザ・キャシー」の記事です。

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by キャシー

 夏の終わり、初デートに出かけた相手が不器用にアイスクリームを食べる姿がとても可愛かった。
暖かい日差しと少し冷たい風を感じながら、二人は微妙な距離感を保ちながら公園のベンチに座っている。
お互いのことをまだよく知らないから手探りの会話がぎこちない。
それでも、目が合うと彼の顔が赤くなったのがわかった。
きっと相手にも自分の顔が赤くなっているのがバレているのだろう。
話のネタが尽きようとした頃、彼はこんな質問を投げてきた。

「オリンピック凄く良かったよね。2020年の東京オリンピック、楽しみでしょ?」

 無難な話題としてオリンピックを選んだのかもしれないが、答え方によってはお互いの顔が違う意味で真っ赤になってしまう。
彼が今年のオリンピックを楽しんで、2020年の東京オリンピックを待ち望んでいるのはわかった。
しかし、自分はオリンピックを一切見ていないし、2020年の東京オリンピックもまったく楽しみにしていない。
オリンピックで唯一興味があるのはそれで浮き彫りになる社会問題と競泳水着のもっこりくらいだ。
ここでその意見を明らかにすれば、せっかく盛り上がっているデートに水を差すことになるかもしれない。

 政治の話はデートの最中に持ち出してはいけない話題とされている。
デート相手が自分と真逆の意見を主張すれば反論したくなるからだ。
反論せずに我慢して話を合わせることもできるが、どちらにしろ気持ちのいいものではない。
大統領選挙が控えているアメリカでは、ヒラリー・クリントンを支持する人とドナルド・トランプを支持する人はもはや真逆の人種とされている。
もう同じ空間には存在できないところまで議論が炎上している。デートどころの話ではない。
隣のカナダにもその緊張感がひしひし伝わってくる。
日本で例えれば、改憲賛成派と反対派のようなものかもしれない。