人を育てるのは手間がかかります。一方で、育てる喜びもある。

　私はゲームの仕事もしているのですが、＜男はバトルゲーにハマり、女は育てゲーにハマる＞という傾向があります。
男は「ズバババッ！」「オラオラオラ！」とバトルゲー的なセックスを好むが、それは女が一番嫌がるやり方。

　一方、育てゲーはエサをあげたり遊んであげたりと手間がかかるけど、「だからこそ楽しいし愛着が生まれる」と女性ユーザーは言います。
もともと女は育てるのが好きだし得意。彼氏をたまごっちだと思って、楽しみながら育ててあげてください。

　また、男性も育てられて導かれることを望んでいます。
『anan』のアンケートによると、83％の男性が＜セックスで女性に主導権を握られると嬉しい＞と回答していました。

「女に主導権を握られると嬉しいだと？情けない、サムライ魂はどこにいったのか」とお爺さんが嘆きそうな結果ですが、江戸時代の武士の人口は5％程度で、ほとんどは農民だったんだとか。都合よくサムライとか持ち出すのやめてほしいわ。

　まあなんにせよ、「セックスで女は受け身であるべき」という価値観が薄れてきたのは寿ぐべきこと。

「俺の好きにやらせろ」「どや！ええやろ！どや！」と独りよがりなセックスをする男ほど、厄介なものはありません。

　ハタチそこそこの頃、おじさんとヤッた時にヒゲを股間にこすりつけて「ええやろ？」と言われ、相手は倍ほどの年なのに「しらふで言うとんか！」とキレてしまったたことがあります。
若さゆえの過ち…なんであんなのとヤッちまったのか。

　一方、若者世代は「ええやろ？」どころか、「僕なんか全然ダメですよ…」「彼女を満足させられてるか不安でセックスを楽しめないんです…」と自信のない男子が多い。
それも「もっと心を強くもて！」と言いたくなりますが、自信がないということは、伸びしろがあるということ。

「俺のやり方は正しい！」と勘違いした人間より「自分のやり方は間違ってるんじゃ？」と疑問をもつ人間の方が学ぶ意欲があります。

　後者は心もチンコもガラス製で折れやすい。けれども、伸びるポテンシャルを秘めたチンコ。
心の中で「のび太くん」と名づけて、ドラえもんのように温かく導こうではないですか。
そうすれば、いつの日か「ドラえもーん！僕もテストで100点取れたよ！」ととびきりの笑顔を見せてくれることでしょう。

　アルテイシアさんが普通の男子の性事情をインタビューする『魁!!セックス塾』と、アルテイシアさんが恋愛と結婚の極意を語る『アルテイシアの恋愛デスマッチ』を隔週で更新しています。あわせてお楽しみください！

Text／アルテイシア

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