股関節にちゃんと響く座り方、立ち方、歩き方

 まずは座り方
コツは『腰を丸めて座らないこと』
腰を丸めて座ると、下腹が縮んで子宮も卵巣もぺっちゃんこ。
おシリにある坐骨って骨を座面にざくっ!と突き立てる感じで、腰を立てて座ろう。

 そして今回のテーマ「足首」が関係してくるのは、立ち方や歩き方

 卵巣の働きがイマイチな女の子の体の共通点は、「足首が固いこと」
それも大抵は足首の内側がちょっと縮んでいて、足を前に伸ばしてみてみると、外くるぶしが内くるぶしよりも下がっている。
横向きに寝てみると分かりやすいかも。
下の足のかかとがちょっと内側に浮いてしまったら足首が固い証拠。

 そんな風にちょっと曲がっていて足首が固まっている子が多いんだよ。

歩くときに足の外側や、前に重心がかかっていたら要注意!

 足首が固まっている状態で立つと、足の外側、つまり小指側に重心が流れちゃう。おそらく靴底も外側が減ってくると思うよ。
足の外側に重心があると、立ったり歩いたりする時に使う筋肉が、外すねや太ももの外側など足の外側ばっかりになって、いわゆるO脚になってくる。
だから、O脚の人は、決して骨が曲がっているわけじゃないの。歩くときの重心の問題なんだよ。

 重心が外側にある人はいくら立ったり歩いたりしても、使う筋肉が外側で脚の骨も外側寄りだから、内側寄りにある股関節には響かない。
だから、歩くことよりもまず足首の固さをほぐしていこう。

 もう一つ、前後の重心の差も大事。
本来脚の裏の重心は、脚の骨の真下、つまりかかとにあるのが正常なの。
ところが、普段あんまり歩いていない人は、脚の裏側の筋肉が縮んで、重心がかかとに乗りづらいし、さらにヒールのある靴を履くと、どうしても重心がつま先寄りにいきやすい。
そんな歩き方だったら、さっきの外側寄りと同様、股関節に響かないのよ。

 そして、つま先重心の弊害はふくらはぎ。
ふくらはぎに要らない力が入っちゃって、子持ちシシャモみたいに立派で固いふくらはぎになっちゃうの。
さらにふくらはぎは、体中の血液を巡らせるポンプの働きをしているから、シシャモ脚になっちゃうと、血行が悪くなってむくんだり、冷えたりしやすいんだ。

 せっかくきれいになりたくてヒールの靴を履いていても、キレイ&恋愛ホルモンが出なかったり、むくんだり冷えやすい体になっちゃったら、残念すぎるよね。