理想の体と幸せを感じる体は必ずしも同じじゃない

こんな体になりたい!と理想を持つのは、その人の自由。
だけど、理想とする体になることと幸福感は必ずしもセットじゃないんだよね。このことは誰も教えてくれないんじゃないかな。

逆に、幸福感を感じやすいタイプを極端に言えば、昔の美人。
ふくよかな体と顔の「おかめ」みたいな感じの人かな。

時代とともに変わっちゃった美の価値観が、一回りして、またもとに戻れば、女性にとっての幸福感と美はまたセットになるんだろうなあ。
まあ、おかめ顔、おかめ体型でも、ダルダルで骨盤が開きっぱなしだったり、開いたままガチガチに固まっていたら、開く「動き」はできないので、やっぱり幸せと感じづらいんだけれどね。

やっぱり動きのいい体が大切。

ここ数週間にわたって、お話している春になる体づくり。
春の気候は、幸せを感じる体になりやすい条件がそろっている。
これは単純に春っぽい気温・湿度・気圧配置にすればいいってことじゃなくて、冬の寒くて乾いた気候の影響をちゃんと受けた体であることが重要。

つまり、冬から春にかけての気候の変化を利用すると、幸せを感じやすい体になれるってことなんだ。

春の流れに上手く乗れた体は、ただ骨盤が開く動きをするだけじゃなくて、開く動きと一緒に、ちょっと上がる動きが加わるの。
そうすると、幸福感と一緒に「ワクワク」した感じにもなるんだよ。
例えるなら、大好きなカレと明日デート♪みたいな時の体。

【つづく】

Text/奥谷まゆみ