腰を丸めた座り方は、実は腰に負担をかけている

 逆にオススメできない座り方は、腰を丸めた座り方。
こっちのほうがラクーって思うかもしれないけれど、実は体的にはこっちのほうが楽じゃないの。

 例えば、腰痛は、腰に荷重がかかりっぱなしになって起こるんだけど、腰を丸めているのが一番の原因なんだ。
なぜかというと、腰を丸めて座る姿勢は、立っているときよりも、歩いているときよりも、一番腰に負荷がかかっているから。

 肩こりもそう。
腰を立てた姿勢と腰を丸めた姿勢で腕を上げたり、肩を回したりする動きを比較してごらん。
ぜんぜんスムーズさが違うと思うよ。
私たちの筋肉や骨格は、腰を立てた状態を前提として、動かすようにできているの。だから、腰を丸めてしまうと、可動域が狭くなっちゃうんだ。

 そして特に女子は、この座り方をやめたほうがいい。
その一番の理由は、腰を丸めると、オマタの筋肉である骨盤底筋が縮みっぱなしになったり、下腹がいつもギュッと縮んで、子宮や卵巣が押しつぶされたままになること。
そうすると、卵巣や子宮、生理のトラブルが起こりやすくなるんだ。

そして、縮みっぱなしの骨盤底筋と子宮のせいで、きゅうーーっと落ちるような深いオーガズムが感じられないアソコになってしまうんだよ!

 たかが座り方ひとつで、人生のいろんなお楽しみを棒にふるのはもったいないよね。
今日からでも、腰を立てて座ってみてね!

【つづく】

Text/奥谷まゆみ

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