生殖器が元気になるコツは「ちょっとの毒」!道をはずれた行為が妊娠への近道?

第22回 SEXと妊娠の関係の真実

奥谷まゆみ おんなのカラダ道 Evgeniy Isaev

 SEXと妊娠。
切っても切れない関係だよね。

 でも、一つ知っておいてもらいたいことがあるの。
ビックリするような事実。
それは「生理があって、SEXすれば妊娠する」は間違った常識だっていうこと。

「SEX=妊娠」でも、「排卵日のSEX=妊娠」でもないの。
この「SEX=妊娠」という間違った常識が「赤ちゃんができない私って不妊?どこかが悪いの?」って悩む女性をたくさん生み出しているんだよ。

「SEXしたら妊娠できる」っていうのは、卵がピチピチしている10代~ 20代の話。
30代以降の生殖器は「SEXするとたまにできることもあるよ」という感じ。
それに今は昔と比べて、骨盤がカチカチだったり、生殖器の血行が悪いから、20代でも排卵に元気がない子も多いな。

 でも、「SEXすると、たまに妊娠する」は正常なことなの。
生殖器に問題がなくても、排卵が元気でも、妊娠できないことはよくあるんだよ。

 こんなに科学が進歩した現代でも、妊娠の仕組みはまだまだ謎だらけ。不妊治療の権威のある先生でさえも「妊娠しやすい体の定義」は、わからないらしい。
良い卵子、良い受精卵、良い状態の子宮であっても、必ず妊娠できるとは限らないし、逆に元気のない受精卵で、筋腫だらけ、カチカチに緊張した子宮でも妊娠できることもある。
どうやら妊娠ってそういうものらしいの。